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【パリ観光】ロダン美術館観光ガイド|基本情報・アクセス・見どころ

パリ
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オーギュスト・ロダンは、19世紀末から20世紀初頭にかけてパリで活躍したフランスを代表する彫刻家です。

パリにあるロダン美術館は、18世紀に建築された貴族の館で、ロダンが晩年を過ごした場所です。

《考える人》や《地獄の門》などロダンの作品を一堂に集め、広大な庭園にはロダンの巨大彫刻も展示されています。

この記事では、パリの穴場スポットともいえるロダン美術館について詳しくご紹介していきます。

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ロダン美術館(Musée Rodin)とは

ロダン美術館は、「近代彫刻の父」と称されるフランスの彫刻家オーギュスト・ロダンの美術館です。

閑静な住宅街の一角にあるロココ様式の美しい建物で、1728年から1730年にかけて建てられました。

かつての所有者の名にちなんで「ピロン館」と呼ばれた邸宅は、一時期若いアーティストたちに提供され、オーストリアの詩人ライナー・マリア・リルケや詩人ジャン・コクトー、画家アンリ・マティスなどがアトリエ兼住居として使っていました。

すでに名声を博していたロダンは、コレクターたちに作品を見せる応接室兼アトリエとして1階の4つの部屋を借りました。

1911年にピロン館は国の所有となりましたが、要人との繋がりのあったロダンは立ち退きを免れました。

個人美術館を作ることが夢だったロダンは、自身の作品と収集してきた美術品すべてを国に寄贈することを条件に個人美術館の設立を持ち掛けます。

1916年、国はロダンの寄贈を受け入れ、ピロン館をロダン美術館にすることが決まりました。

長年の想いがようやく叶ったロダンでしたが、美術館の開館を見ることなく、翌年(1917年11月17日)に亡くなっています。

ロダン美術館が開館したのは、ロダンの死から2年経った1919年8月4日。

現在、このピロン館とパリ郊外にあるムードンの邸宅(自宅兼アトリエ)の2ヶ所がロダン美術館として公開されています。

パリのロダン美術館には、ロダンの彫刻6600点、デッサン7000点のほか、ロダンが収集した絵画や古代彫刻のコレクションなどが展示されています。

館内だけでなく、手入れの行き届いた庭園にもたくさんの彫刻作品が置かれており、四季折々の自然と合わせて鑑賞が楽しめます。


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ロダン美術館の基本情報

住所77 rue de Varenne, 75007 Paris 地図
公式HPhttps://www.musee-rodin.fr/en

営業時間

10:00-18:30(最終入場17:45)
※12月24・31日 10:00-17:30(最終入場16:45)

定休日

月曜日、1月1日、5月1日、12月25日

料金

大人 14€
18歳未満 無料
共通チケット(オルセー美術館+ロダン美術館) 25€
オーディオガイド(日本語無し) 6.5€
毎月第1日曜日 無料
パリミュージアムパスの利用可

チケットの購入方法

ロダン美術館は混雑することはほとんどありませんが、公式サイトでは事前予約を推奨しています。

ロダン美術館の公式サイトで購入(英語・フランス語)
GetYourGuideでオンライン購入(日本語)
Tiqetsでオンライン購入(日本語)
Klookでオンライン購入(日本語)
*パリミュージアムパスを購入
*現地で購入

おすすめロダン美術館 ガイドツアー(パリ)

パリミュージアムパスは、パリ市内と近郊の観光スポット約60ヶ所で利用できる観光パスです。
ロダン美術館も対象施設の1つ。
パリミュージアムパスがあれば、係員に提示するだけで入場できます。

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ロダン美術館への行き方

ロダン美術館は、メトロ(地下鉄)・RER(イル・ド・フランス地域圏急行)・バスなどの交通機関を使ってアクセスすることができます。

1番便利なのは、地下鉄で行く方法です。

メトロ(地下鉄)で行く場合

13号線 Varenne(ヴァレンヌ)駅下車 徒歩約2分
8・13号線 Invalides(アンヴァリッド)駅下車 徒歩約10分

RER(イル・ド・フランス地域圏急行)で行く場合

RER C線 Invalides(アンヴァリッド)駅下車 徒歩約10分

バスで行く場合

69番 Bourgogne(ブルゴーニュ)下車 徒歩約5分
82・92番 Vauban Hôtel des Invalides(ヴォーバン・オテル・デ・ザンヴァリッド)下車 徒歩約8分

ロダン美術館の入場方法

ロダン美術館はパリ7区の閑静な住宅街にあります。

美術館の入り口はヴァレンヌ通りの1ヶ所で、中に入るとセキュリティチェックがあります。

館内で当日券を購入される方は、セキュリティチェック通過後にチケット販売窓口がありますので、そこでチケットを購入してください。

ロダン美術館の所要時間

ロダン美術館の所要時間は1時間〜1時間半程です。

1時間半あれば、ゆっくり見学することができます。

ロダン美術館の見どころ

20世紀最大の彫刻家として知られるオーギュスト・ロダンは、「恋愛こそ生命の花である」と語り、愛を主題にした作品を数多く残しました。

ロダンの弟子であり、ミューズ、そして愛人であった女性彫刻家カミーユ・クローデルとの禁断の恋は周知の通り。

共同制作者となった2人は、ロダンの熟練の技とカミーユの若い感性を融合させた傑作を世に送り出しました。

ロダン美術館の地上階

ロダン美術館の地上階では、年代順に展示された作品を初期から晩年まで年代を追って鑑賞することができます。

ロダン美術館の上階

フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ《タンギー爺さん》
カミーユ・クローデル《オーギュスト・ロダン》

上階はテーマ別の展示室になっており、ロダン自身が収集した絵画が展示されています。

特に第12室の「MONET, VAN GOGH」には、ゴッホの《タンギー爺さん(Père Tanguy)》をはじめ、モネ、ルノワールの作品が揃います。

そしてもう1つ見逃せないのが、第16室のカミーユ・クローデルの作品を集めた部屋。

ロダンの遺言により、カミーユ・クローデルの作品がロダン美術館に展示されています。

ロダンと破局後、精神を病んだカミーユは多くの作品を破壊しましたが、破壊を逃れた一部の作品が展示されています。

カミーユ・クローデル《分別盛り》

彼女の彫刻家としての才能がうかがえる作品の中でも一際目を引くのが《分別盛り(L’Âge mûr)》です。

ロダンとの別れを象徴した作品で、ロダンと内縁の妻ローズ、そしてカミーユの3人の愛情のもつれた関係を生々しく表現しています。

優美な彫刻庭園

3万平方メートルの広大な庭園も見どころの1つで、手入れの行き届いた庭園には《考える人》《地獄の門》《カレーの市民》《バルザック記念像》などの巨大彫刻が置かれ、野外美術館になっています。

また敷地内にあるバラ園も美しく、この時期に合わせて訪れるのもおすすめです。

5月下旬~6月上旬頃に見頃を迎えます。

見逃せないロダンの不朽の名作

ロダン美術館の館内と庭園には、見逃せないロダンの不朽の名作が展示されています。

考える人(Le Penseur)

ロダン美術館に入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのが、あの有名なブロンズ像《考える人》。

《考える人》はブロンズ像として数体が鋳造されており、東京の国立西洋美術館などでも見ることができますが、ロダン美術館で鑑賞する《考える人》は感慨深いものがあります。

もともとロダンの代表作の1つ《地獄の門(La Porte de l’enfer)》の一部として制作されましたが、1888年に単独像として発表されています。

地獄の門(La Porte de l’enfer)

1880年、政府から装飾美術館の入り口の門扉の制作を依頼されました。

ダンテの「神曲」に想を得て、フィレンツェ洗礼堂のギベルティの《天国の門》にならって制作に取り掛かりましたが、37年という歳月を費やしたにもかかわらず完成することはありませんでした。

《地獄の門》の上の方には、地獄の様子を覗き込む《考える人》の彫刻をみることができます。

カレーの市民(Les Bourgeois de Calais)

ロダン美術館に展示された《カレーの市民》
カレーに設置された《カレーの市民》

英仏海峡に面したフランス北部の港町カレーは、14世紀の百年戦争で英国軍との激戦地となった街です。

1347年、街の有力指導者であったウスターシュ・ド・サン・ピエールは1年以上に及ぶ兵糧攻めに苦しむカレー市民を助けるため、他の5人の市民とともに人質として英国の陣営に赴き、カレー市民の命を救いました。

カレー市はこの英雄たちを記念して、1884年に記念碑の制作をロダンに依頼。

ところが完成した記念碑は絶望と苦悩に打ちひしがれた群像で、英雄の華々しい像を期待していた市は、この作品を拒否しました。

ロダンの作品は論争を生じ、記念碑の除幕式が行われたのは、完成から7年経った1895年のこと。

ロダンはこの作品を人の目線と同じ高さに展示することを望みましたが、これもまた受け入れてもらえず、1924年までロダンの意図に反して台座上に設置されました。

バルザック記念像(Le Monument à Balzac)

1891年、ロダンはフランス文芸家協会から小説家オノレ・ド・バルザックの記念像の制作の依頼を受けました。

肖像写真家ナダールによる写真をもとに制作。

1898年のサロンに大胆にガウンをまとったバルザックの石膏像を発表しましたが、「牛肉の塊」「雪だるま」「溶岩」などと酷評を受けました。

文芸家協会からは未完成であるとして作品の引き取りを拒否されたため、ロダンは石膏像を引き取り、終生公の場に出すことはありませんでした。

1939年にようやくブロンズに鋳造され、現在はパリのラスパイユ大通りに設置されています。

接吻(Le baiser)

《接吻》は、イタリアの詩人ダンテの《神曲》に登場するパオロとフランチェスカの悲恋に想を得た作品で、《地獄の門》の群像彫刻の1つとして構想されましたが、最終的には単体の作品として発表されています。

カフェ・レストラン「 L’Augustine」

ロダン美術館の庭園内には、軽食と季節の料理が楽しめるカフェ・レストラン「L’Augustine(ローギュスティーヌ)」があります。

アートを堪能した後、一休みするのにぴったりの場所。

都会の喧騒から離れてゆったりとした時間を過ごせます。

お天気の良い日には、テラス席がおすすめですよ!

※カフェ・レストランのアクセスには入場料がかかります。

ミュージアムショップ

ロダン美術館は、ミュージアムショップも充実!

ミニチュア彫刻、書籍、テキスタイル、ジュエリーなど、ロダン美術館ならではのグッズが揃っています。

フランス旅行に必須の通信手段

フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです!

フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。

通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルeSIMの購入です。

どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。

設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。

また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。

グローバルWiFi のWi-Fiルーター

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フランス専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。

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Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。

モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!

フランス向けeSIM

eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!

eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。

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面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。

データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。

eSIM対応のiPhoneやAndroidスマートフォンをお持ちなら、日本にいる間に契約して、フランスに着いた瞬間から通信できるeSIMが断然おすすめです!

SakuraがおすすめするeSIMは、Holafly(オラフライ)World eSIM(ワールドイーシム)の2社。

それぞれに特徴があるので、目的に合った通信手段をお選びください。

特徴・データ通信が使い放題
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まとめ

ロダン美術館は美術鑑賞だけでなく、四季折々の花が楽しめる場所としても人気があります。

以前は庭園のみアクセスできる特別料金がありましたが、現在は14€の入場料を払う必要があります。

ロダン美術館が最も美しく映えるのは、バラが咲く5月下旬~6月上旬です。

日程に都合がつく方は、この時期に合わせて訪れるのもおすすめです。

ロダン美術館は彫刻好きでなくても楽しめる美術館ですので、ぜひ足を運んでみてください。