美しい湖のほとりにあるアヌシーは、アルプスの雄大な山々に囲まれた風光明媚な街。
避暑地として人気が高く、夏は世界中から観光客が訪れます。
哲学者シャン・ジャック・ルソーのゆかりの地でもあり、見どころが盛りだくさん！
この記事では、アヌシーの魅力をたっぷりとご紹介していきます。
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アヌシー（Annecy）とは
フランス南東部に位置するアヌシーは、雄大なアルプスの山々に囲まれた自然豊かな街です。
ヨーロッパ屈指の透明度を誇るアヌシー湖があり、避暑地として人気があります。
サヴォア公国の首都が置かれた歴史を持ち、旧市街には12〜17世紀に建てられた中世を彷彿とさせる街並みが残っています。
特に旧市街を流れるティウー運河沿いには、12世紀の面影を残す家々が密集し、その美しい姿から「フランスのヴェネツィア」と称えられています。
またアヌシーは哲学者シャン・ジャック・ルソーのゆかりの地としても知られており、ルソーにまつわるスポットが残されています。
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アヌシーの基本情報
| 住所 | 74000 Annecy 地図 |
| 公式HP | https://www.lac-annecy.com/ |
ポチップ
アヌシーの行き方
アヌシーは、TGV（フランス国鉄SNCFの高速列車）や車でアクセスすることができます。
また隣国スイスからのアクセスも便利です。
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パリからTGVで行く場合
パリ・リヨン駅（Gare de Lyon）からアヌシー駅（Annecy）下車
所要時間約3時間40分
スイス・ジュネーブから直行バス（FlixBus）で行く場合
ジュネーブ-ドルシエール広場（Place Dorcière）からアヌシーまで所要時間約50分
パリから車（レンタカー）で行く場合
所要時間約5時間30分
※有料区間を含む
フランスでレンタカーを利用するには、事前に国際免許証の取得が必要です。
日本出発前に準備しておきましょう！
レンタカーはフランスの窓口で直接レンタルするよりも、事前に日本で予約したほうが保険も組み込まれたお得なプランがあります。
アヌシーの見どころ
アヌシーの見どころは、中世の面影を残す旧市街に集中しています。
観光名所がコンパクトにまとまっているので、半日もあれば十分に観光することができます。
旧市街の中心部を流れるティウー運河沿いには、イタリアのヴェネツィアを彷彿とさせるような可愛らしい街並みが広がっており、小さな路地は散策するだけでも楽しめます。
この辺りはレストランやカフェが軒を連ねており、旧市街の中でも一番賑やかなエリアです！
フォトジェニックな場所として人気が高く、石橋や運河沿いの道は彩り豊かな花々で飾られており、絵葉書のような美しい景観が楽しめます。
アヌシー湖
「サヴォワの宝石」と称えられるアヌシー湖は、ヨーロッパ屈指の透明度を誇ります。
アヌシー湖は遊泳ができるので、湖畔のビーチでのんびり過ごすのもおすすめです。
またウォータースポーツも盛んで、ボートやヨット、水上スキーなどさまざまなアクティビティが楽しめます。
アヌシー湖で特におすすめしたいのが、遊覧船での周遊です。
エメラルドグリーンの澄み切った湖を１時間または１時間30分のガイド付きで周遊し、船上からアヌシーの街並みや山岳風景が楽しめます。
またランチクルーズやディナークルーズもあり、優雅なひとときを過ごしたい方におすすめです。
ハイシーズンには、湖畔の小さな村々を寄港するNavibus（ナビバス）が出ており、アヌシーを拠点に美しい村巡りも楽しめます。
1時間クルーズ
大人18€、子供（4〜12歳）12.50€、3歳以下2€
発着場所：アヌシー港ケ・ド・ラ・トゥルネット（Quai de la Tournette）
※出発15分前までに乗船してください
1時間30分クルーズ
大人21€、子供（4〜12歳）14€、3歳以下2€
発着場所：アヌシー港ケ・ド・ラ・トゥルネット（Quai de la Tournette）
※出発15分前までに乗船してください。
ランチクルーズ（12:00-14:00）
乗船時間：11:30
発着場所：アヌシー港ケ・ド・ラ・トゥルネット（Quai de la Tournette）
【料金】
Menu Roselet 68€
Menu Emeraude（ベジタリアン） 68€
Menu Libellule 79€
Menu Couronne de Savoie 98€
Menu P’tit Mousse（12歳までのお子様メニュー） 35€
ディナークルーズ（20:00-22:00）
乗船時間：19:30
発着場所：アヌシー港ケ・ド・ラ・トゥルネット（Quai de la Tournette）
【料金】
Menu Roselet 68€
Menu Emeraude（ベジタリアン） 68€
Menu Libellule 79€
Menu Couronne de Savoie 98€
Menu P’tit Mousse（12歳までのお子様メニュー） 35€
Navibus（ナビバス）
【営業日】
〈2024年4月30日〜7月7日〉火・水・金・日運航
〈2024年7月8日〜8月23日〉毎日運航
〈2024年8月24日〜9月20日〉火・水・金・日運航
パレ・ド・リル（Palais de l’Ile）
ティウー運河の中洲には、街のシンボルであるパレ・ド・リルがあります。
12世紀に岩山の上に築かれた館で、重厚な外観は軍艦を思わせる造りになっています。
牢獄や裁判所、貨幣局など時代とともに役割を変え、現在は歴史博物館として一般公開されています。
パレ・ド・リルは1900年に歴史的建造物に指定されています。
アヌシー城（Musée – Château d’Annecy）
旧市街の小高い丘の上に佇むアヌシー城は、13世紀にジュネーブ伯が建てたもので、1394年までジュネーブ伯爵家の居城として使われていました。
15世紀から16世紀にかけて改築が行われ、中世の守備とルネサンス様式が融合した独自の外観を持っています。
13世紀に建てられた王妃の塔（La Tour de la Reine）は、アヌシー城で最も古い建物です。
1401年にサヴォワ家の所有となり、17世紀から1947年にかけて兵舎として使われました。
アヌシー城は1902年に歴史的建造物に指定され、1953年にアヌシー市によって買い取られました。
修復工事を経て、1956年からアヌシー城の一部は一般公開されています。
700m²の展示スペースには、歴史や文化、自然環境をテーマにした展示物の他、中世の彫刻や18〜19世紀の風景画など多様なコレクションが揃っています。
アヌシー城へは中心部から徒歩で行くことができます。
アヌシー城の庭園からは、旧市街とアヌシー湖、そして壮大な山々を望むことができます。
サン・ピエール大聖堂（Cathédrale Saint-Pierre d’Annecy）
サン・ピエール大聖堂は1535年に建てられたフランシスコ会の聖堂で、1771年に司教館が増築されました。
1822年に正式に大聖堂として認められ、1906年に歴史的建造物に指定されています。
アヌシーは哲学者ジャン・ジャック・ルソーが若き日に暮らしていた街。
ジャン・ジャック・ルソーにまつわるスポットがいくつも残っており、サン・ピエール大聖堂前の通りには、ルソーの名前が付けられています。
愛の橋（Pont des Amours）
恋人たちのデートスポットとして知られる愛の橋♡
ヴァセ運河に架かる橋で、ヨーロッパ公園とパキエ公園を結びます。
この橋の上で口づけを交わした恋人は、永遠の愛に結ばれると言われています。
近くには貸しボートがあり、アヌシーの自然を感じながらロマンチックな時間が過ごせます。
マルシェ
旧市街では、毎週火・金・日にマルシェが開かれます。
地元の人たちだけでなく、観光客にも大人気！
新鮮な野菜や果物、肉、魚などの食料品はもちろん、チーズやワイン、サラミ、ジャムなどアヌシーの特産品が手に入るため、お土産探しにおすすめです！
ボーフォールやロブロッション、アボンダンス、トム・ド・サヴォアなどサヴォワ地方特産のチーズは、ぜひこの機会に味わってみてください。
アヌシーでおすすめの食べ歩きグルメ＆スイーツ
アヌシーを訪れたら、ぜひ味わって欲しいグルメ＆スイーツスポットをご紹介します。
ポチップ
Maison Perrière（メゾン・ペリエール）
74種類のフレーバーが楽しめるアイスクリーム店。
アイスは1スクープから選ぶことができます。
ちなみにフランス語で１スクープは１boule（ブール）。
カップかコーンが選べ、値段はどちらも同じです。
種類が多くて悩みますが、いろいろ試してご自身の好きな味を探してみてください！
La Fermette（ラ・フェルメット）
旧市街の中心部にある人気サンドウィッチ店。
サヴォワ地方の名産品ラクレット（Raclette）やルブロション（Reblochon）の熱々のサンドウィッチはお店の看板商品で、お昼の時間帯になると大行列ができます。
また併設するブティックでは、アヌシーの特産品も手に入るので、ぜひ立ち寄って見てください！
フランス旅行に必須の通信手段
フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです！
フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。
設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。
また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFiのWi-Fiルーター
フランス専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。
フランス専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。
またフランスを含む複数国へご渡航をお考えの方には、イタリア・スペイン・ドイツなどのヨーロッパ53ヶ国で完全定額のお得な「ヨーロッパ周遊プラン」もおすすめです。
Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します！
ポチップ
フランス向けeSIM
eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です！
eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。
オンラインでモバイルプランを契約して即日開通！
面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人や初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。
データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。
eSIM対応のiPhoneやAndroidスマートフォンをお持ちなら、日本にいる間に契約して、フランスに着いた瞬間から通信できるeSIMが断然おすすめです！
SakuraがおすすめするeSIMは、Holafly（オラフライ）とWorld eSIM（ワールドイーシム）の2社。
それぞれに特徴があるので、目的に合った通信手段をお選びください。
 |  | |
| 特徴 | ・データ通信が使い放題 ・24時間サポートが受けられる | ・日本の上場企業が提供するeSIM ・テザリング*が可能 |
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まとめ
アヌシーは筆者の大好きな街の１つで、何度訪れても新しい魅力を発見する街です。
アクティブに観光地を巡る旅も楽しいですが、アヌシーでは景色を楽しみながらのんびりと過ごすのがおすすめです。
