フランス旅行では、スマートフォンで地図や翻訳、レストラン検索、交通機関の利用など、インターネットは欠かせません。
現在利用できる通信方法は、
- eSIM
- Wi-Fiルーター
- SIMカード
- 海外ローミング
の4つです。
結論から言うと、ほとんどの旅行者にはeSIMがおすすめです。
本記事では、それぞれの特徴や料金、メリット・デメリットを比較し、自分に合った通信方法をわかりやすく解説します。
eSIMは短期旅行で手軽に利用しやすく、Wi-Fiルーターは複数人・複数端末でインターネットを共有したい方に便利です。
SIMカードは長期滞在や現地番号が必要な場合に適しており、海外ローミングは手軽さが魅力ですが、契約内容によっては料金やデータ容量に注意が必要です。
フランス旅行で使える通信方法は4つ

フランス旅行で多く使われている通信手段は、主に4つあります。
フランスのフリーWi-Fiを利用される方もいますが、通信が不安定で、必要なときに利用できないこともあります。
慣れない土地で、わざわざWi-Fiスポットを探しまわるのはなかなか大変なものです。
またフリーWi-Fiを利用する際には、セキュリティに注意が必要です。
フランス旅行で最適にインターネットを利用するには、フランス専用のWi-Fiルーターをレンタルするか、フランス向けeSIMを契約しておくことをおすすめします。
| 通信方法 | おすすめ度 | 料金 | おすすめな方 |
| eSIM | ★★★★★ | 安い | ほとんどの人 |
| Wi-Fiルーター | ★★★★☆ | 普通 | 家族旅行 |
| SIMカード | ★★★★☆ | 安い | 長期滞在 |
| 海外ローミング | ★★★☆☆ | 高い | 短期旅行 |
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結論|ほとんどの旅行者にはeSIMがおすすめ
理由
eSIMは物理カードの受け取りや差し替えが不要で、スマートフォン1台で通信環境を完結できる手軽さが旅行者から評価されています。
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eSIMとは
普段使っているスマホやタブレットには、SIMカードが搭載されています。
SIMとは「Subscriber Identity Module」の頭文字を略したもので、「加入者識別モジュール」という意味です。
デバイス(スマホやタブレット)は、このSIMカード(ICカード)に記録されているユーザー情報をもとにして、音声通話やデータ通信ができるようになります。
一方eSIMとは「Embedded Subscriber Identity Module」の頭文字を略したもので、「組み込み型加入者識別モジュール」という意味です。
スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれた本体一体型のSIMで、内蔵されたICチップに契約内容や携帯電話番号などの識別情報を書き込んで通話や通信を行います。
eSIMはSIMカードを差し替えなくても、オンライン上で契約や通信事業者の切り替えができるため、開通までの手続きがスムーズで、購入後すぐに使えるようになるのが特徴です。
eSIMのメリット
eSIMのデメリット
フランス旅行におすすめのeSIM
数あるeSIMサービスの中から、本記事ではHolafly(オラフライ)とWorld eSIM(ワールドイーシム)の2社をご紹介します。
どちらも人気の高いサービスですが、データ容量や料金体系、サポート内容に違いがあるため、ご自身の旅行スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
Holafly
- Googleマップや翻訳アプリを毎日使う方
- テレワークでの利用がある方
- 動画視聴などデータ使用量が多い方
- データ無制限で残量を気にせず使いたい方
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World eSIM
- 5GB程度のデータ量で十分な方
- 料金を安く抑えたい方
- SNS中心の利用がメインの方
- 短期旅行(3〜10日程度)でシンプルに使いたい方
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Wi-Fiルーターとは

海外用Wi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)とは、現地の通信回線を利用してインターネットに接続できる、持ち運び可能な小型のモバイルルーターです。
スマートフォンやタブレット、パソコンなど複数の端末をWi-Fi経由でインターネットに接続でき、Wi-Fi機能があればどの機器からでも利用できるのが特徴です。
利用方法は、出発前に日本国内でレンタル手続きを行い、空港などでルーター本体を受け取って携帯し、現地に到着後は電源を入れるだけでインターネットに接続できます。
帰国後は、空港やポストなどを通じて返却する仕組みが一般的です。
Wi-Fiルーターのメリット
Wi-Fiルーターのデメリット
フランス旅行におすすめのWi-Fiルーター

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Wi-Fiレンタル料金は安心のパケット定額制で、Wi-Fiの設定も簡単。
フランス専用のWi-Fiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
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SIMカードとは

海外用SIMカードとは、現地の通信事業者と契約するための物理的なICカードで、スマートフォンやタブレットに差し替えて使用します。
普段使っている日本のSIMカードを一時的に取り出し、現地用のプリペイドSIMカードに差し替えることで、現地の通信回線に接続できるようになります。
購入方法は、現地の空港やコンビニ、携帯ショップなどで購入するほか、日本国内であらかじめ海外用プリペイドSIMを購入しておき、現地到着後に差し替えて使用する方法もあります。
SIMカードのメリット
SIMカードのデメリット
海外ローミングとは
海外ローミングとは、日本で契約している携帯電話会社の回線をそのまま海外で利用できるサービスです。
SIMカードの入れ替えやeSIMの設定を行わず、普段使っているスマートフォンをそのまま持って行くだけで通信が可能になります。
利用開始にあたっては、出発前に契約している携帯電話会社の海外ローミング設定(データローミングのオンなど)を確認しておく必要があります。
海外ローミングのメリット
海外ローミングのデメリット
eSIM・Wi-Fiルーター・SIMカード・海外ローミングを徹底比較
| 比較項目 | eSIM | Wi-Fiルーター | SIM | 海外ローミング |
| 料金 | ◎ | ○ | ◎ | △ |
| 通信速度 | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
| 荷物 | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
| 複数人利用 | △ | ◎ | △ | × |
| 設定 | ○ | ◎ | △ | ◎ |
| おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
フランス旅行で必要なデータ容量
例えば、Googleマップや翻訳アプリ、SNS利用を中心とした一般的な使い方の場合、以下が目安です(1日あたり1〜2GBで算出)。
| 旅行日数 | おすすめ容量 |
| 3日 | 3〜6GB |
| 5日 | 5〜10GB |
| 7日 | 7〜14GB |
| 10日 | 10〜20GB |
| 14日 | 14〜28GB |
Googleマップ、翻訳アプリ、SNS程度なら1日1〜2GB(上記表の下限〜中間程度)で足りることが多く、動画視聴やテザリングを多用する場合は、表の上限を超える容量、または無制限プランを検討すると安心です。
フランスのフリーWi-Fi事情
無料Wi-Fiは便利ですが、旅行中に常時利用するには安定性やセキュリティ面で限界があります。
ホテル
多くのホテルで無料Wi-Fiが提供されており、客室や共用スペースで利用できます。
ただし、ホテルのグレードや立地によって速度や安定性にはばらつきがあります。
カフェ
スターバックスなどのカフェ・ファーストフード店の多くで無料Wi-Fiが利用できます。
空港
シャルル・ド・ゴール空港(CDG)とオルリー空港(ORY)では、いずれも「WIFI-AIRPORT」という無料Wi-Fiが提供されており、Wi-Fi Hub Oneが運営しています。
氏名やメールアドレスなどの入力(簡単な登録)は必要ですが、時間制限なく利用できます。
駅
パリ市内では、公共スポット向けの無料Wi-Fi「Paris Wi-Fi」が公園や図書館、区役所など約260カ所で利用できます。
1回の接続につき2時間の利用制限があり、再接続すれば繰り返し利用可能です。
また、SNCFのTGV INOUI車内では「_SNCF_WIFI_INOUI」という無料Wi-Fiが提供されています。
⚠️利用時の注意点
速度:空港の無料Wi-Fiは、より高速な有料サービス(例:CDG空港では9.90ユーロ/24時間)も用意されており、無料版は速度が制限される場合があります。
セキュリティ:公共Wi-Fiは暗号化されていないことが多く、通信内容を傍受されるリスクや、正規のネットワークを装った偽アクセスポイント(いわゆる「なりすまし」)による被害のリスクが指摘されています。
接続切れ:「Paris Wi-Fi」のように1回2時間で自動的に切断される仕組みや、利用者が多い時間帯・場所では接続が不安定になることがあります。
よくある質問(FAQ)
Q. フランスでeSIMは使えますか?
はい、使えます。
お使いのスマートフォンがeSIMに対応していれば、日本にいる間にフランス向けのeSIMを契約・設定しておくことができ、現地到着後すぐにインターネットに接続できます。
Q. 自分のスマホがeSIMに対応しているか、どうやって確認できますか?
各eSIMサービスの公式サイトに対応機種リストが掲載されているため、購入前に確認することをおすすめします。
一般的には、比較的新しいiPhone(iPhone XS/XR以降など)や一部のAndroid端末(Google Pixel、Galaxyの一部モデルなど)が対応していますが、購入時期や販売国によって対応状況が異なる場合があるため、必ず最新の対応機種情報を各サービスの公式サイトでご確認ください。
Q. eSIMの設定は出発前と到着後、どちらのタイミングで行うべきですか?
多くのeSIMサービスでは、出発前(日本国内)にQRコードを読み取ってプロファイルをインストールしておき、現地到着後にモバイルデータ通信を有効にする、という流れが推奨されています。
Q. 契約したデータ容量を使い切ってしまったらどうなりますか?
サービスによって対応が異なります。
データ容量に不安がある場合は、無制限プランを選ぶか、契約前にチャージ可否を確認しておくと安心です。
Q. eSIMでLINEや電話はできますか?
契約するプランによります。
多くのデータ専用eSIMプランには電話番号が付属しないため、通常の音声通話やSMSの送受信はできません。
ただし、LINEやその他のアプリを使ったメッセージのやり取り・通話は、インターネット経由で通常どおり利用できます。
電話番号付きのプランを提供しているサービスもあるため、通話が必要な場合はプラン内容を事前に確認してください。
Q. eSIMとWi-Fiルーター、結局どちらがお得ですか?
一概にはいえません。
1人旅やスマホ1台で完結させたい方はeSIMの方が身軽ですが、グループ旅行で複数人・複数端末を同時に使う場合は、1台で共有できるWi-Fiルーターの方が割安になるケースもあります。
具体的な料金差は、人数・日数・データ容量によって変わるため、ご自身の旅行スタイルに近い条件で各サービスの料金を比較することをおすすめします。
まとめ
フランス旅行で利用できる通信手段には、eSIM・Wi-Fiルーター・SIMカード・海外ローミングの4つがあります。
それぞれ特徴が異なりますが、短期旅行でスマホを中心に利用する方には、設定が簡単で荷物も増えないeSIMがおすすめです。
一方で、家族旅行や複数台の端末を同時に利用したい方はWi-Fiルーター、長期滞在や現地電話番号が必要な方はSIMカードが向いています。
海外ローミングは手軽ですが、利用前に料金やデータ容量を確認しておきましょう。
また、フランスではホテルやカフェ、空港などで無料Wi-Fiを利用できますが、通信が不安定な場合やセキュリティ面のリスクもあるため、旅行中のメイン回線として利用するのはおすすめできません。
快適なフランス旅行を楽しむためにも、自分の旅行スタイルに合った通信手段を事前に準備しておきましょう。
なお、フランス旅行でeSIMを検討している方は、実際に利用した感想や料金、設定方法を詳しく紹介している以下の記事も参考にしてください。



