バチカン美術館は歴代のローマ教皇が収集した至宝が所蔵されており、バチカン市国を訪れたら絶対に外せない美術館です。
ミケランジェロの《最後の審判》やラファエロの《アテナイの学堂》など見どころが盛りだくさん!
この記事では、歴代教皇と芸術家たちが築き上げた美の殿堂「バチカン美術館」について詳しく解説していきます。
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- バチカン美術館(Musei Vaticani)とは
- バチカン美術館の基本情報
- チケットの購入方法
- バチカン美術館の行き方
- バチカン美術館の入場方法
- バチカン美術館の所要時間
- バチカン美術館の見どころ
- 絵画館(Pinacoteca)
- グレゴリアーノ・エジプト美術館(Museo Gregoriano Egizio)
- キアラモンティ美術館(Museo Chiaramonti)
- 新回廊(Braccio Nuovo)
- ピオ・クレメンティーノ美術館(Museo Pio Clementino)
- グレゴリアーノ・エトルリア美術館(Museo Gregoriano Etrusco)
- タペストリーの回廊(Galleria degli Arazzi)
- 地図の回廊(Galleria delle Carte Geografiche)
- ラファエロの間(Stanze di Raffaello)
- システィーナ礼拝堂(Cappella Sistina)
- ジュゼッペ・モーモの螺旋階段
- バチカン市国旅行に必須の通信手段
- まとめ
バチカン美術館(Musei Vaticani)とは

バチカン美術館は、サン・ピエトロ大聖堂に隣接したローマ教皇の住居「バチカン宮殿」内にある美術館です。
歴代ローマ教皇のコレクションを展示する世界最大級の美術館で、絵画館(ピナコテカ)、システィーナ礼拝堂、ラファエロの間、図書館など27のスペースに分かれています。
展示面積は42,000㎡で、見学コースの全長は7kmにも及びます。
全てを丹念に見てまわったら1週間はかかる広さです。
さらに内部は迷路のように複雑のため、事前に見たい作品を絞っておくことをおすすめします。
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バチカン美術館の基本情報

住所 | Viale Vaticano, 00120 Città del Vaticano 地図 |
公式HP | https://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en.html |
営業時間
〈月〜木〉8:00-19:00(最終入場17:00)
〈金・土〉8:00-20:00(最終入場18:00)
〈毎月最終日曜日〉9:00-14:00(最終入場12:30)
定休日
日曜日(※毎月最終日曜日を除く)
1/1、1/6、3/19、4/1、5/1、6/29、8/14・15、11/1、12/25・26
料金
大人20€(25€)
子供(6〜18歳)8€(13€)
5歳以下無料(5€)
※公式サイトで予約する場合、プラス5€の手数料がかかります。
毎月最終日曜日 無料
オーディオガイド(日本語対応)8€(事前予約7€)
チケットの購入方法
バチカン美術館はバチカンの人気観光名所であるため大変混雑します。
チケットは当日でも購入することができますが、事前に購入することをおすすめします。
*バチカン美術館の公式サイトで購入(英語・イタリア語)
*GetYourGuideでオンライン購入(日本語)
*Tiqetsでオンライン購入(日本語)
*Klookでオンライン購入(日本語)
*KKdayでオンライン購入(日本語)
*現地で購入
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バチカン美術館の行き方
バチカン美術館は、地下鉄やバス、トラムなどの交通機関を使ってアクセスすることができます。
1番便利なのは、地下鉄で行く方法です。
地下鉄で行く場合
地下鉄 A線 オッタヴィアーノ(Ottaviano)駅下車 徒歩10分
バスで行く場合
34・46・62・64番 カヴァレッジェーリ-サン・ピエトロ(Cavalleggeri – San Pietro)下車 徒歩5分
トラムで行く場合
リソルジメント – サン・ピエトロ(Risorgimento – San Pietro)駅下車 徒歩5分
バチカン美術館の入場方法
バチカン美術館の入り口は1ヶ所です。
セキュリティチェックを受けてから入場してください。
バチカン美術館の所要時間
バチカン美術館の所要時間は、全て見ようと思ったら1日以上かかります。
主要作品に絞って回った場合、所要時間は3〜4時間程です。
じっくり楽しみたい方は、丸1日時間を確保して鑑賞してください。
バチカン美術館の見どころ

バチカン美術館は広大な美術館のため、事前に見たい作品や見学コースを下調べして行くことをおすすめします。
バチカン美術館のマップはこちらからダウンロードできます。
ここからはバチカン美術館の主な見どころをご紹介していきます。
絵画館(Pinacoteca)


絵画館(ピナコテカ)は、11〜19世紀にかけてのイタリア絵画を中心に展示された美術館です。
- ミケランジェロ・ブオナローティ《ピエタ》のレプリカ
※オリジナルはサン・ピエトロ大聖堂にあります - ラファエロ・サンティ《キリストの変容》《フォリーニョの聖母》
- レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の傑作《荒野の聖ヒエロニムス》
- ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ《キリストの埋葬》
- ジョット・ディ・ボンドーネの《ステファネスキの祭壇画》
などの傑作が揃います。
グレゴリアーノ・エジプト美術館(Museo Gregoriano Egizio)
教皇グレゴリウス16世により設立された美術館で、古代エジプトのミイラや神像、石碑などが展示されています。
キアラモンティ美術館(Museo Chiaramonti)
教皇ピウス7世が収集した古代彫刻コレクションを展示した美術館で、教皇グレゴリウス16世によって設立されました。
新回廊(Braccio Nuovo)

教皇ピウス7世によって整備された新回廊には、古代ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスの彫像《プリマ・ポルタのアウグストゥス像》が展示されています。
プリマ・ポルタにあるアウグストゥスの妻リウィアの別荘により発掘された大理石像です。
ピオ・クレメンティーノ美術館(Museo Pio Clementino)

教皇クレメンス14世が設立し、教皇ビウス6世により拡張された博物館で、古代ギリシア彫刻と古代ローマ時代の模刻などが展示されています。
ミケランジェロに多大な影響を与えた古代ギリシア彫刻の《ラオコーン》や《ベルヴェデーレのトルソ》、アントニオ・カノーヴァの《ベルヴェデーレのアポロン》《ペルセウス》などが見どころです。
グレゴリアーノ・エトルリア美術館(Museo Gregoriano Etrusco)
教皇グレゴリオ16世によって設立された博物館で、エトルリア文明の美術品や工芸品など貴重な文化遺産が展示されています。
エトルリアは紀元前8世紀から紀元前1世紀頃イタリア半島中部にあった都市国家で、のちにローマに併合されました。
タペストリーの回廊(Galleria degli Arazzi)
27枚の巨大なタペストリーが展示されたギャラリーです。
そのうち10点は、システィー礼拝堂に飾るためラファエロ・サンティと弟子たちが下絵を描き、ブリュッセルの工房で織られたものです。
度重なる戦争や略奪、盗難によりオリジナルは残っておらず、展示されているタペストリーは織り直されたものです。
地図の回廊(Galleria delle Carte Geografiche)

40枚の地図が展示された全長120mの大ギャラリーです。
教皇グレゴリー13世が地理学者イグナツィオ・ダンティに依頼したもので、イタリアや教皇領の地図がフレスコ画で描かれています。
豪華絢爛な黄金のスタッコ装飾も圧巻です!
ラファエロの間(Stanze di Raffaello)

ラファエロの間は「コンスタンティヌスの間」「ヘリオドロスの間」「署名の間」「ボルゴの火災の間」の4つの広間から構成されています。
教皇ユリウス2世の依頼により、ラファエロ・サンティとその弟子たちによって描かれたフレスコ画が展示されています。
その中でも有名なのが、「署名の間」の《アテナイの学堂》で、ラファエロの最高傑作といわれています。
システィーナ礼拝堂(Cappella Sistina)

システィーナ礼拝堂は、もともとあった古い礼拝堂を教皇シクストゥス4世の命により再建された礼拝堂です。
最大の見どころは、西洋美術の最高傑作と称されるミケランジェロ・ブオナローティによって描かれた祭壇画《最後の審判》と天井画の《天地創造》です。

ローマ教皇ユリウス2世の依頼により、ミケランジェロはシスティーナ礼拝堂の天井画《天地創造》を1508年から1512年にかけて描きました。

その後、教皇クレメンス7世の依頼により祭壇画《最後の審判》も描いています。

ボッティチェッリやギルランダイオ、ペルジーノなど、ルネサンスの芸術家によって描かれた12枚の壁画(フレスコ画)も飾られています。


システィーナ礼拝堂では写真撮影が禁止されておりますので、しっかりと自分の目に焼き付けておきましょう。
ジュゼッペ・モーモの螺旋階段

見学を終えると、優美な二重螺旋階段が待ち受けています。
1932年にジュゼッペ・モーモによって設計された二重螺旋階段で、バチカン美術館の名所になっています。
バチカン市国旅行に必須の通信手段

バチカン市国旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
バチカン市国でスマートフォンを使うには、渡航前にイタリアで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能です。
設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。
また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFiのWi-Fiルーター

バチカン市国専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。
バチカン市国専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。
またバチカン市国を含む複数国へご渡航をお考えの方には、イタリア・フランス・スペイン・ドイツなどのヨーロッパ53ヶ国で完全定額のお得な「ヨーロッパ周遊プラン」もおすすめです。
Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!


バチカン市国向けeSIM

eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!
eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。
オンラインでモバイルプランを契約して即日開通!
面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人や初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。
データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。
eSIM対応のiPhoneやAndroidスマートフォンをお持ちなら、日本にいる間に契約して、バチカン市国に着いた瞬間から通信できるeSIMが断然おすすめです!
SakuraがおすすめするeSIMは、Holafly(オラフライ)とWorld eSIM(ワールドイーシム)の2社。
それぞれに特徴があるので、目的に合った通信手段をお選びください。
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まとめ
バチカン美術館には偉大な巨匠たちの芸術作品がたくさん所蔵されています。
とにかく見どころが多いので、限られた時間で楽しむためには、事前に見たい作品やエリアを絞って効率的に回ることをおすすめします。