パリを代表するモニュメントであるオペラ・ガルニエは、世界三大劇場の1つに数えられる由緒あるオペラハウスです。
パリ国立オペラのオペラハウスで、オペラ座(l’Opéra)やガルニエ宮(Palais Garnier)とも呼ばれています。
ルネサンス様式とバロック様式の混在した折衷様式で、パリ屈指の美しさを誇ります。
オペラ・ガルニエは、フランス作家ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」の舞台となった場所としても知られており、パリの人気観光名所になっています。
オペラ・ガルニエについて事前に知っておくことで、より充実した見学となりますので、ぜひこの記事をお役立てください。
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オペラ・ガルニエ(Opéra Garnier)とは
オペラ・ガルニエは、パリ国立オペラ(Opéra national de Paris)が擁するオペラハウス(歌劇場)の1つです。
オペラ・ガルニエの歴史は、1861年までさかのぼります。
ナポレオン3世よって打ち出された大規模な都市改造計画により建設された建物で、当時はまだ無名の若き建築家シャルル・ガルニエが起用され、1875年に完成しました。
「ガルニエ宮」と呼ばれるのは、彼の名前に由来します。
イタリア・ミラノのスカラ座に次ぐ大きさで、幅125m、奥行き173m、高さ82m(屋上のアポロン像まで)、総面積11,237㎡と世界最大規模を誇ります。
ファサードの美しい彫刻群や中央のドーム屋根の上にあるアポロン像などは必見です。
1989年にバスティーユ広場のオペラ・バスティーユが誕生してからは、オペラ・ガルニエはバレエを中心に上演する劇場になりました。
オペラ・ガルニエは、バレエやオペラの鑑賞せずに劇場内を見学することができます。
ただし公演やリハーサルがあるときは不定期に閉館するため、オペラ・ガルニエの見学をお考えの方は、事前に公式サイトで営業日をご確認ください。
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オペラ・ガルニエの基本情報
住所 | Place de l’Opéra, 75009 Paris 地図 |
公式HP | https://www.operadeparis.fr/en/visits/palais-garnier |
営業時間
10:00-17:00(最終入場16:15)
定休日
1/1、5/1、12/25
※昼間の公演、臨時休業を除く
料金
オペラ・ガルニエの見学は、自由見学とガイドツアーから選ぶことができます。
自由見学の場合、一部見学できないエリアもありますが、これからご紹介する見どころはすべて見学が可能です。
マルチメディアガイド(日本語対応)の貸し出しサービスもあるので、ぜひご活用ください!
自由見学
大人 15€
子供 10€
12歳未満 無料
〈マルチメディアガイドレンタル料〉
大人 iPad mini(日本語対応)8€
子供(6〜13歳)iPad(フランス語・英語・スペイン語)6.5€
ガイドツアー(フランス語・英語・スペイン語)
【所要時間1時間30分】
大人 23€
子供・学生(25歳未満) 16.50€
10歳未満 10€
営業時間外見学 26€
チケット購入方法
オペラ・ガルニエは、時間帯によって混雑する場合があります。
列に並ぶのを避けたい方は、事前購入をおすすめします。
*オペラ・ガルニエの公式サイトで購入(英語・フランス語・スペイン語)
*GetYourGuideで購入(日本語)
*Tiqetsでオンライン購入(日本語)
*現地で購入
おすすめ【日本語公認ガイドのプライベート観光案内】オペラ・ガルニエ観光 午前 or 午後ツアー ( オペラ・ガルニエ入場付 )
オペラ・ガルニエへの行き方
オペラ・ガルニエは、メトロ(地下鉄)・バスなどの交通機関を使ってアクセスすることができます。
1番便利なのは、地下鉄で行く方法です。
メトロ(地下鉄)で行く場合
3・7・8号線Opéra(オペラ)駅下車 徒歩約1分
バスで行く場合
20・29・32・N15・N16番 Opéra(オペラ)下車 徒歩約5分
オペラ・ガルニエの入場方法
オペラ・ガルニエの見学用入り口は、ファサードから向かって左側、スクリブ通りとオーベール通りの角にあります。
建築家シャルル・ガルニエの胸像がお出迎え♪
入り口は、上記写真の胸像左後方にあります。
まず入り口でセキュリティチェックを受けてください。
奥へ進むとチケット販売窓口と自動券売機がありますので、当日券を購入される方はこちらでチケットを購入してください。
日本語の館内マップが置いてあるので、忘れずに入手しましょう!
またマルチメディアガイドの貸し出しサービスもあるので、希望する場合は、チケット販売窓口または見学入り口付近のカウンターで申し込みができます。
オペラ・ガルニエの所要時間
オペラ・ガルニエの所要時間は1〜1時間30分程です。
見どころ満載ですので、時間に余裕をもって見学することをおすすめします。
オペラ・ガルニエの見どころ
オペラ・ガルニエは、まるで王宮のような豪華絢爛な劇場です。
ここからは見学するコース順に見どころをご紹介していきます。
オペラ・ガルニエの外観
音楽・舞踏の殿堂として知られるオペラ・ガルニエは、芸術家たちの技術が集結した美しい外観を持ちます。
中央のドーム屋根の上にある音楽の神「アポロン」像は、彫刻家エメ・ミレー作。
その両脇に光り輝く2体の黄金像「ハーモニー」と「詩情」は、彫刻家シャルル・ギュムリー作。
ファサードの彫刻群も素晴らしく、その中でも彫刻家ジャン・バティスト・カルポーの傑作《ダンス》は、当時物議を醸した作品です。
現在は彫刻家ポール・ベルモンドによるレプリカが置かれ、オリジナルはオルセー美術館に展示されています。
ファサード中央にある7人の偉大な作曲家のブロンズ胸像も必見です。
左から順に→ロッシーニ、オーベール、ベートーヴェン、モーツァルト、スポンティーニ、マイアベーア、アレヴィ
そのすぐ下には4人の作曲家のレリーフもあります。
左から順に→バッハ、ペルゴレージ、ハイドン、チマローザ
ピュティアの泉(Bassin de la Pythie)
見学は、大階段の踊り場にあるマルチェロ作の《ピュティアの泉》から始まります。
彫刻家マルチェロの本名は、カスティリオーネ・コロンナ侯爵夫人の「アデル・ダフリー」で、芸術家として認められるために男性の名前を使って制作活動をしました。
大階段(Grand Escalier)
入り口から各階の観客席、フォワイエへと続くオペラ・ガルニエの名高い大階段は、白大理石が贅沢に使われた煌びやかな二重の螺旋階段になっています。
天井までの高さは約30m。
大階段から上を見上げると、「アポロン」をテーマにした美しい天井画が描かれています。
劇場ホールとシャガールの天井画
それではオペラ・ガルニエの劇場ホールへと参りましょう。
馬蹄型をしたイタリア式劇場ホールで、赤と金を基調としたバルコニーを持ちます。
天井には重さ8tもあるブロンズとクリスタルのシャンデリアが光り輝いています。
最大の見どころは、当時の文化大臣アンドレ・マルローの依頼により制作されたマルク・シャガールの天井画《夢の花束》です。
14人の音楽家のオペラやバレエ作品を題材したモチーフが描かれています。
- ジョルジュ・ビゼーの「カルメン」
- エクトル・ベルリオーズの「ロメオとジュリエット」
- クロード・ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」
- モーリス・ラヴェルの「ダフニスとクロエ」
- アドルフ・アダンの「ジゼル」
- ジャン・フィリップ・ラモーの「優雅なインドの国々」
- モデスト・ムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」
- イーゴリ・ストラヴィンスキーの「火の鳥」
- ピョートル・チャイコフスキーの「白鳥の湖」
- リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」
- ジュゼッペ・ヴェルディの「椿姫」
- クリストフ・グルックの「オルフェオとエウリディーチェ」
- アマデウス・モーツァルトの「魔笛」
- ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「フィデリオ」
ところでオペラ・ガルニエの天井画は、二重構造になっているのをご存知ですか?
シャガールの天井画に代わるまでの92年間、画家ジュール・ウジェーヌ・ルヌヴーの《昼と夜のミューズと時間》が設置されていました。
天井画の変更には多くの批判を浴びましたが、今やオペラ・ガルニエのトレードマークになっています。
オペラ座の怪人で有名な「5番ボックス席」は、残念ながら中の見学はできません。
グラシエの間(Galerie du Glacier)
グラシエの間は円形をした広間で、画家ジョルジュ・クレランの美しい天井画《バッカスの祭》が描かれています。
アヴァン・フォワイエ(Avant Foyer)
アヴァン・フォワイエは、グラン・フォワイエの手前にある回廊です。
フォワイエとは、パレエやオペラの上演の間に観客が休憩するエリアです。
天井に装飾された金のモザイク画は必見です!
グラン・フォワイエ(Grand Foyer)
まるでヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」を彷彿とさせる豪華絢爛なグラン・フォワイエ。
紳士淑女の集う社交の場として作られた大広間で、天井には音楽史の寓話を描いた画家ポール・ボードリーの美しい天井画を見ることができます。
幕間の休憩時間に入ると、観客はグラン・フォワイエヘと向い、シャンパンを片手にさまざまな話に花を咲かせます。
オペラ・ガルニエ図書博物館
オペラ・ガルニエには、図書博物館が併設されています。
1669年以降オペラ座で上演されたすべての演目の楽譜とダンス、歌、音楽に関する資料8万冊が収められています。
他に絵画、ドローイング、写真、装飾品の模型などが展示されています。
ギフトショップ
オペラ・ガルニエの見学が終わったら、ギフトショップへ。
お土産にしたくなるような素敵なグッズがたくさん揃っています。
バレエやオペラに関するCD、DVD、書籍がとても豊富なので、ファンの方は必見ですよ!
またトートバッグやマグカップ、アクセサリー、文房具、マグネット、アロマキャンドルのほか、バレエグッズ、オペラ座の怪人グッズ、シャガールの天井画をモチースにしたグッズなどオペラ・ガルニエならではの魅力的な商品が並び、パリ旅行の記念におすすめです。
そしてもう1つ忘れてはいけないのが、オペラ・ガルニエ名産の「蜂蜜」♡
オペラ・ガルニエの屋上には養蜂箱が置かれており、蜂蜜が生産されています。
伝統的な手法により抽出された蜂蜜は、約3週間熟成し、その後瓶詰めされます。
芳醇な香りと柔らかな口溶けが特徴で、この貴重な蜂蜜はお土産にぜひおすすめですよ!
【営業時間】10:00-19:00(7月17日〜8月30日 10:30-18:00)
レストラン
オペラ・ガルニエには併設のレストラン「COCO(ココ)」があります。
レストラン入り口はファサードから向かって右側にあり、オペラ・ガルニエに行かなくても自由に入ることができます。
パリのレストランでは珍しく、朝7時30分からオープン。
朝食はもちろん、ランチ、ディナー、そしてティータイムにもおすすめです。
ギャラリー・ラファイエットからも近いので、お買い物後の休憩に立ち寄るのもいいですね。
フランス旅行に必須の通信手段
フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。
設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。
また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFiのWi-Fiルーター
フランス専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。
フランス専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。
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Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!
フランス向けeSIM
eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!
eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。
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それぞれに特徴があるので、目的に合った通信手段をお選びください。
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まとめ
オペラ・ガルニエの周辺には、人気百貨店のギャラリー・ラファイエットや空港行きのシャトルバスの発着所などがあり、パリに来たら必ず立ち寄るエリアです。
バレエやオペラに興味のない方でも見どころが満載なので、かなり楽しめると思います。
オペラ・ガルニエは観劇しなくても中を見学することができるので、せひ足を運んでみてくださいね!