ロワール川の支流メーヌ川のほとりにある街アンジェ。
ロワールの古城巡りの西の玄関口で、世界遺産に登録されたアンジェ城があります。
ロワール渓谷に点在するきらびやかな城とは異なり、中世城郭の威圧的な雰囲気が漂う城です。
今回は、そのアンジェ城の見どころをたっぷりとご紹介していきます!
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アンジェ城(Château d’Angers)とは
ロワールの西の玄関口アンジェ(Angers)は、アンジュー公国都市として繁栄した街です。
メーヌ川を望む岩壁に佇むアンジェ城は、ロワール川流域に集まる優美な古城とは異なり、敵の侵略から身を守るための防衛施設として建設された極めて軍事的な城塞です。
もともとアンジュー公の居城として建てられましたが、1230年にルイ9世(聖ルイ王)によって再建されました。
白と黒のコントラストが美しい17個の巨大な円塔をもち、全長約500m以上の強固な城壁に囲まれ、難攻不落の要塞といった風情です。
1585年、アンリ3世はアンジェ城の取り壊しを命じました。
銃眼部分が取り壊され、円塔は城壁と同じ高さまで下げられましたが、幸いにも他の部分は破壊を免れました。
ロワール川流域には数多くの城が残っていますが、アンジェ城は中世城郭の構造を知る上で貴重な史跡となっています。
また城内にはフランス最古のタペストリー《聖ヨハネの黙示録》が展示されており、世界に類のない貴重な作品となっています。
2000年、アンジェ城は「シュリー・シュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
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アンジェ城の基本情報
住所:2 Promenade du Bout du Monde, 49100 Angers 地図
公式HP:https://www.chateau-angers.fr/en
営業時間
【5月2日〜9月4日】10:00-18:30
【9月5日〜4月30日】10:00-17:30(12月24・31日16:30まで)
※最終入場は閉館45分前まで
定休日
1月1日、5月1日、12月25日
料金
大人11€
18歳未満無料
オーディオガイド3€
共通チケット(アンジェ城+アゼ・ル・リドー城)20€
共通チケット(アンジェ城+ジャン・リュルサ美術館と現代タペストリー)13€
チケットの購入方法
アンジェ城は、時期によって混雑する場合があります。
チケット売り場で長い列に並ぶのを避けたい方は、事前予約をおすすめします。
*アンジェ城の公式サイトで購入(英語・フランス語)
*GetYourGuideでオンライン購入(日本語)
*Tiqetsでオンライン購入(日本語)
*現地で購入
アンジェ城への行き方
アンジェ城は、TGV(フランス国鉄SNCFの高速列車)や車でアクセスすることができます。
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日本語対応・日本円での支払いが可能
パリからTGVで行く場合
パリのモンパルナス(Montparnasse)駅からアンジェ・サン・ロー(Angers Saint-Laud)駅下車
所要時間約1時間35分
車(レンタカー)で行く場合
所要時間約3時間
※有料区間を含む
フランスでレンタカーを利用するには、事前に国際免許証の取得が必要です。
日本出発前に準備しておきましょう!
レンタカーはフランスの窓口で直接レンタルするよりも、事前に日本で予約したほうが保険も組み込まれたお得なプランがあります。
アンジェ城の入場方法
アンジェ城の入り口は1箇所で、跳ね橋を渡って中に入ります。
当日券を購入される方は、入り口を入ったところにチケット販売窓口がありますので、そこでチケットを購入してください。
アンジェ城の所要時間
アンジェ城の所要時間は1時間30分程です。
アンジェ城の見どころ
20,000㎡の広大な敷地を持つアンジェ城。
跳ね橋を渡って中に入ると、1410年にアンジュー公ルイ2世とその妻ヨランド・ダラゴンによって建てられた礼拝堂がまず目に飛び込んできます。
そしてすぐ隣には15世紀建造のシャトレ(Le châtelet)があり、それをくぐると王の居城が現れます。
王の居城と領主の中庭を挟んだ反対側には、フランス最古のタペストリーが展示された「黙示録ギャラリー」があり、アンジェ城最大の見どころとなっています。
王の居城(Le logis royal)
王の居城は、1435年から1440年にかけてアンジュー公ルネによって建てられました。
1階(日本でいう2階部分)にルネの部屋、その上階に妻の部屋がありました。
家具などは残っておらず、現在は展示会会場として使われています。
黙示録ギャラリー(La galerie de l’Apocalypse)
アンジェ城の最大の見どころは、14世紀のタペストリー《聖ヨハネの黙示録》です。
1375年にアンジュー公ルイ1世の命により制作されたフランスに現存する最古のもので、「新約聖書」の最後の福音書「ヨハネの黙示録」の場面が描かれた中世タペストリーの傑作といわれています。
高さ6m、長さ23mの6枚で構成され、67場面が長さ104mにわたって展開する巨大なタペストリーでしたが、現在は840㎡のうち約500㎡だけが残っています。
裏側の見えない部分にまで細心の注意が払われており、糸止めはすべて織物の内側に隠され、当時の技術の高さがうかがえます。
円形花壇
敵の侵略から身を守るための防衛施設として建てられたアンジェ城は、強固な城壁で守られ、その城壁の周囲には幅30mの堀がめぐらされています。
現在、その堀は円形花壇になっており、城壁からその美しい花壇を眺めることができます。
アンジェ城とあわせて見学したい!
アンジェ城の東側には旧市街が広がります。
その旧市街には、サン・モーリス大聖堂やジャン・リュルサ・現代タペストリー美術館など、魅力的な観光スポットがあります。
お時間に余裕のある方は、アンジェ城とあわせて見学することをおすすめします。
サン・モーリス大聖堂(Cathédrale Saint-Maurice d’Angers)
11世紀初頭に建てられたサン・モーリス大聖堂は、サン・モーリスに捧げられたローマ・カトリック教会です。
12世紀に再建され、身廊を覆う3つの大きな曲線のヴォールト天井は、この時期に作られたもので、プランタジネット様式と呼ばれ、ゴシック建築の傑作といわれています。
教会内には12世紀から15世紀に作られたステンドグラスがあり、その中でも1451年にガラス職人アンドレ・ロバンによって制作された翼廊の2つのバラ窓が有名です。
また壮麗な説教壇は19世紀半ばのもので、芸術家であり司祭でもあったショワイエ司祭が3年の歳月をかけて制作したものです。
ジャン・リュルサ・現代タペストリー美術館(Musée Jean-Lurçat et de la tapisserie contemporaine)
ジャン・リュルサ(Jean Lurçat)は、20世紀を代表するフランス人タペストリー作家です。
12世紀に建てられたサン・ジャン病院は、現在はジャン・リュルサ美術館に改装されており、ジャン・リュルサのタペストリーが展示されています。
10枚のタペストリーからなる《世界の歌》は、アンジェ城にあるタペストリー《聖ヨハネの黙示録》に感銘を受けて制作したもので、ジャン・リュルサを代表する作品となっています。
ジャン・リュルサ美術館に隣接する建物には、1930年代から現代のテキスタイル・デザインまでのコレクションが展示された現代タペストリー美術館もあります。
フランス旅行に必須の通信手段
フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。
設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。
また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFiのWi-Fiルーター
フランス専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。
フランス専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。
またフランスを含む複数国へご渡航をお考えの方には、イタリア・スペイン・ドイツなどのヨーロッパ53ヶ国で完全定額のお得な「ヨーロッパ周遊プラン」もおすすめです。
Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!
フランス向けeSIM
eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!
eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。
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面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人や初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。
データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。
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SakuraがおすすめするeSIMは、Holafly(オラフライ)とWorld eSIM(ワールドイーシム)の2社。
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ロワール地方に行くなら宿泊がおすすめ!
パリから日帰りでも行けるロワール川の古城巡りですが、日帰り観光だとかなり慌ただしい滞在となります。
ロワールの古城はそれぞれが離れた場所にあるため、1日に2〜3ヶ所ずつ見学するのが理想です。
数泊する場合は、目的の古城に合わせてそれぞれ違うホテルに泊まるのがおすすめです。
ホテルを予約するときにおすすめのサイト
利用者が多く、信頼できるホテルの予約サイトをご紹介します。
Booking.com(ブッキング・ドット・コム)
フランスのホテルを予約する際、ホテルの予約サイトで1番利用されているのはBooking.comです。
Booking.comは利用者が多いだけでなく、実際に宿泊した人たちの口コミも多いので、ホテル選びのときにとても参考になります。
また絞り込み機能を利用すれば、自分が希望する条件を絞り込んで検索できるので、効率良くホテルが探せます。
Expedia(エクスペディア)
Expediaも同様に利用者の多い予約サイトで、Booking.comと大きな違いは「航空券とホテルがセットで探せる」ということ。
航空券とホテルを一緒に予約すると、最大でホテル代が全額無料になるというお得なサービスもあります!
またクーポンやバーゲンセールが多く、同じホテルでも他の予約サイトを利用するよりも安く泊まれることもあります。
フランスのホテルの格付け
フランスのホテルを選ぶ際に目にする星の数。
この星の数はホテルの格付けランクを表すもので、フランス政府観光局の基準により「1つ星、2つ星、3つ星、4つ星、5つ星、パラス(Palace)」の6段階に分けられています。
この中で日本人旅行者が多く利用するのが、3つ星から5つ星のホテルです。
厳しい審査により選ばれた最高位のホテルがパレスで、特別な日に泊まってみたいですね!
憧れのシャトー・ホテルに泊まる
せっかくロワール地方まで来たのなら、シャトー・ホテルに泊まってのんびり優雅なひとときを過ごしてみませんか?
シャトー・ホテルとは、古城や貴族の邸宅を改装した宿泊施設です。
サービスや食事のクオリティーが高く、夢のようなひとときを過ごせます♡
シャトー デ ブリオティエール(Chateau des Briottières)
18世紀の城を改装した4つ星ホテル
Chateau des Briottières, 49330 Angers
地図を表示
無料Wi-Fi|屋外プール|無料駐車場
■チェックイン15:30~20:00
■チェックアウト8:00~11:00
シャトー・デ・ブリオティエールは18世紀に建てられたお城で、7 世代にわたって同じ家族が所有してきました。
洗練された全10室の客室があり、有名デザイナーによるファブリックやアンティーク家具によってエレガントにまとめられ、窓からは美しい英国式庭園が望めます。
温かいおもてなしに定評があり、都会の喧騒を忘れてリラックスしたひとときを過ごすことができます。
アンジェ城周辺のおすすめのホテル
ここからは、アンジェ城周辺のおすすめ宿泊施設をご紹介します。
ノボテル アンジェ サントル ガール(Novotel Angers Centre Gare)
便利なロケーションにある4つ星ホテル
1 Rue Auguste Gautier, 49100 Angers
地図を表示
無料Wi-Fi|24H受付対応|フィットネス
■チェックイン14:00~0:00
■チェックアウト12:00まで
ノボテル・アンジェ・サントル・ガールは、アンジェ城やアンジェ・サン・ロー駅から徒歩圏内と便利なロケーションにあり、近郊の村やロワールの古城巡りの拠点にもおすすめのホテルです。
モノトーンカラーを基調とした客室は、明るく清潔感に溢れ、快適なホテルステイを約束してくれます。
ホテル ダンジュー(Hôtel d’Anjou)
1857年創業の4つ星ホテル
1 Boulevard du Maréchal Foch, 49100 Angers
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無料Wi-Fi|24H受付対応|スパ・ウェルネス
■チェックイン15:00~0:00
■チェックアウト1:00~12:00
全54室の客室は、2022年2月に改装され、より洗練された快適な空間を演出しています。
スタンダードからデラックスまで5つのタイプの客室があり、お体の不自由な方でもでも安心して利用できる客室も用意されています。
ホテル コンチネンタル(Hôtel le Continental)
アンジェ市内中心部にある3つ星ホテル
14 Rue Louis de Romain, 49100 Angers
地図を表示
無料Wi-Fi
■チェックイン14:30~22:00
■チェックアウト6:30~11:00
ホテル・コンチネンタルは、アンジェ市内中心部にある3つ星ホテルです。
全25室の客室は、快適でモダンな空間で、様々なタイプの客室が用意されています。
アンジェ初のヨーロッパ・エコラベルを認証したホテルで、地元産のオーガニック食材を使った朝食が楽しめるのも魅力です。
まとめ
パリからアンジェへはTGVを使えば1時間30分で行くことができるので、日帰り観光も可能です。
アンジェ城は、限られた時間でパリ以外の観光地を訪れたいという方におすすめの観光スポットです!