シャンティイの森に優美に佇むシャンティイ城。
珠玉のコレクションを誇るコンデ美術館があり、言わずと知れた観光名所です!
隣接するシャンティイ競馬場は、現存するフランス最古の競馬場で、その美しい景観は競馬場の名物になっています。
今回は、パリから日帰りで行けるシャンティイ城の見どころをたっぷりとご紹介していきます!
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シャンティイ城(Château de Chantilly)とは

シャンティイ城の歴史は古く、ノネット渓谷の湿地帯の岩の上に要塞が築かれたのがはじまりです。
1386年にオルジュモン家が領地を取得し、新しい城塞を築きました。
1484年にギヨーム・ド・モンモランシーがこの城を相続し、16世紀初頭にアンヌ・ド・モンモランシーによって、フランス・ルネサンス様式の城に改築されました。
ルイ14世の従兄弟であり、「グラン・コンデ」と呼ばれた息子のルイ2世がモンモランシー家と姻戚関係となり、この城を相続しました。
コンデ公ルイ2世は、シャンティイでヴェルサイユ宮殿に劣らない華麗な宮廷生活を営み、モリエール、ラシーヌ、ラ・ブリュイエール、ラ・フォンテーヌ、ボシュエなど、当時の最も偉大な芸術家たちを招きました。
フランス革命時には、王家との関係から城の大部分が破壊されました。
1830年、コンデ公ルイ6世アンリの後継者となったオマール公アンリ・ドルレアン(フランスの最後の王ルイ・フィリップの5男)は、シャンティイ城を含む膨大な資産を相続しました。
オマール公はシャンティイ城の最後の城主で、1848年に父親の政権が崩壊すると、イギリスに亡命します。
1875年にフランスに戻り、亡命中に収集していた自身のコレクションを収蔵するグラン・シャトー(大城館)を再建しました。
後継者がいなかったオマール公は、全財産をフランス学士院に寄贈し、オマール公の希望によりシャンティイ城は「コンデ美術館」として一般公開されました。
シャンティイ城には115haの広大な庭園があり、こちらも見どころのひとつとなっています。
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シャンティイ城の基本情報

住所:60500 Chantilly 地図
公式HP:https://chateaudechantilly.fr/

営業時間
【城】10:00-17:00
【庭園】10:00-18:00
【大厩舎】12:00-17:00
【公爵夫妻のプライベート・アパルトマン(Appartements privés)見学】所要時間45分
少人数のガイド付きツアーのみ見学可能
※城の入場料とは別に1人につき7€の追加料金がかかります。
11:00-11:45
14:30-15:15
15:00-15:45
15:30-16:15
16:00-16:45
【馬術デモンストレーション】所要時間45分
※馬術競技の見学は入場券に含まれています。
14:30-15:00
定休日
火曜日
2025年1月6日、24日
料金
【1日券】(城・公園・庭園・大厩舎・馬術デモンストレーションを含む)
一般 18€
割引(7〜24歳)14.50€
【家族割引】(城・公園・庭園・大厩舎・馬術デモンストレーションを含む)
大人2人+子供(2〜3人)55ユーロ
【2日券】(城・公園・庭園・大厩舎・馬術デモンストレーションを含む)
一般 23€
割引(7〜24歳)18€
【庭園】(3つの庭園)
一般 9€
|割引(7〜24歳)7€
【1日券+スペクタクル】(城・公園・庭園・大厩舎・馬術デモンストレーションを含む)
一般 32€
割引(3〜24歳)26€
【スペクタクル】
一般 24€
割引(3〜24歳)19€
【TER + 入場券】
TER往復乗車券1枚(パリの北駅からシャンティイ・グヴィユー駅まで)+シャンティイ城(城・公園・庭園・大厩舎・馬術デモンストレーションを含む)1日券
大人 27€
12歳未満の子供 1€
チケットの購入方法
シャンティイ城は、時期によって混雑する場合があります。
チケット売り場で長い列に並ぶのを避けたい方は、事前予約をおすすめします。
*シャンティイ城の公式サイトで購入(英語・フランス語)
*GetYourGuideでオンライン購入(日本語)
*Tigetsでオンライン購入(日本語)
*Klookでオンライン購入(日本語)
*現地で購入
シャンティイ城の行き方
シャンティイ城は、TER(フランス国鉄SNCFの特急列車)やRER(イル・ド・フランス地域圏急行)、車でアクセスすることができます。
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日本語対応・日本円での支払いが可能
TER(フランス国鉄SNCFの特急列車)で行く場合
パリの北駅(Gare du Nord)からChantilly-Gouvieux(シャンティイ・グヴィユー)駅下車
所要時間約25分
シャンティイ・グヴィユー駅からシャンティイ城まで無料シャトルバスで約10分、徒歩約20分
RER(イル・ド・フランス地域圏急行)で行く場合
RER D線 パリの北駅(Gare du Nord)からChantilly-Gouvieux(シャンティイ・グヴィユー)駅下車
所要時間約45分
シャンティイ・グヴィユー駅からシャンティイ城まで無料シャトルバスで約10分、徒歩約20分
車(レンタカー)で行く場合
所要時間約1時間
有料駐車場あり(5€)
フランスでレンタカーを利用するには、事前に国際免許証の取得が必要です。
日本出発前に準備しておきましょう!
レンタカーはフランスの窓口で直接レンタルするよりも、事前に日本で予約したほうが保険も組み込まれたお得なプランがあります。
シャンティイ城の入場方法

シャンティイ城の正門で、簡単なセキュリティチェックとチケットの確認があります。
当日券を購入される方は、入り口付近にチケット販売窓口がありますので、そこでチケットを購入してください。
シャンティイ城の所要時間
シャンティイ城の所要時間は、城だけに絞った場合、所要時間は1時間30分〜2時間程です。
庭園や馬大厩舎も見学する場合、丸一日かかりますので、お時間に余裕をもって見学されることをおすすめします!
シャンティイ城の見どころ

6,500haのシャンティイの森に佇むシャンティイ城。
城内にはフランス最大規模の個人コレクションを誇るコンデ美術館があり、シャンティイ城最大の見どころとなっています。
宮殿に隣接する大厩舎や3つの庭園も必見です!
コンデ美術館〈グラン・シャトー〉

シャンティイ城はグラン・シャトーとプチ・シャトーからなり、グラン・シャトーには秘宝の数々が収められたコンデ美術館があります。

美術愛好家であったオマール公は、自らが収集した美術品を展示するため、絵画ギャラリーを設計しました。
ルーヴル美術館に次いでフランスで2番目に大きなフランスの古典絵画コレクションを誇ります。

オマール公の意向により展示品の配置は当時のままの状態で保存され、門外不出のコレクションとなっています。


ギャラリーの一番奥にはロトンドがあり、ピエロ・ディ・コジモの《シモネッタ・ヴェスプッチ》やラファエロ・サンティの《ロレートの聖母》など、イタリア・ルネサンスの傑作が展示されています。


「Le Santuario(ル・サンチュアリオ)」と呼ばれる部屋には、ラファエロの2つの作品《三美神》と《オルレアンの聖母》が飾られています。
図書室〈プチ・シャトー〉

オマール公は書物愛好家でもありました。
プチ・シャトーには、貴重なコレクションを所蔵する素晴らしい図書室があります。
19世紀末に建築家オノレ・ドーメによって設計された図書室には、60,000冊のコレクションのうち、約19,000冊が本棚に収められています。
フランス国立図書館に次ぐ装飾写本のコレクションを所蔵しており、その中でも《ベリー公のいとも豪華なる時祷書》は世界で最も美しい写本と称されています。
大厩舎(グラン・エキュリ)

宮殿のような美しい外観を持つ建物は、コンデ公ルイ6世アンリの命により、1719年から1735年にかけて建築家ジャン・オベールによって建設された大厩舎です。

240頭の狩猟馬を収容できる馬房がありました。


現在は馬の博物館になっており、馬術のデモンストレーションやスペクタクルが定期的に開催されています。
3つの庭園

シャンティイ城には、115haの広大な庭園があります。
フランス式庭園は、17世紀後半にヴェルサイユ宮殿の造園家として知られるアンドレ・ル・ノートルによって設計されたもの。
この庭園は城の中心から外れた位置に配置された珍しい例で、バランスと調和のとれた贅沢なデザインになっています。
18世紀には中国式庭園、19世紀初頭にはイギリス式庭園が作られました。
中国式庭園の奥には、「Hameau(アモー)」と呼ばれる村里が再現されています。
7軒の小さな家が集まり、ここで貴族たちは田園生活の真似ごとをしていました。
マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿のプチ・トリアノンに村里を作る際、シャンティイ城の村里がモデルになったといわれています。
シャンティイ城のレストラン
シャンティイ城には、3つのレストランがあります。
La Capitainerie(ラ・カピテヌリー)

城内にある厨房は、かの有名な宮廷給仕長フランソワ・ヴァテール*が腕を振るった場所で、現在はレストランになっています。
フランソワ・ヴァテール*は、ルイ14世の財務長官を務めていたニコラ・フーケの料理人で、のちにコンデ公に仕えました。
コンデ公がルイ14世をシャンティイ城に招いた際、ヴァテールは3日間の大祝宴会の総責任者に任命されました。
国王に気に入られ、ヴェルサイユの宮廷料理人として召し抱えられることになりましたが、祝宴の最終日に晩餐の材料となる魚が時間通りに届かず、完璧な料理を出せないことに絶望したヴァテールは、剣で自殺しました。
Le Hameau(ル・アモー)
中国式庭園の奥にある農村の擬似集落には、7軒の小さな家があります。
小さな家屋のうちの1つに、ヴァテールが考案したクレーム・シャンティイで有名なレストラン「Le Hameau」があります。
自家製のクレーム・シャンティイをぜひお試しください!
Café des Écuries(カフェ・デゼキュリ)
大厩舎の中庭にあるカフェで、軽食やスイーツ、ドリンクが楽しめます。
シャンティイはクレーム・シャンティイ発祥の地

シャンティイはクレーム・シャンティイ(Crème Chantilly)発祥の地。
クレーム・シャンティイとは、生クリームに砂糖を加えて泡立てたもので、17世紀にシャンティイ城の宮廷料理人フランソワ・ヴァテールが発案したといわれています。
ふんわりとしたクリームというより、ずっしりとした濃厚なクリームで、なめらかで良質なミルクの味が口の中に広がります。
シャンティイ城の名物となっていますので、城見学とあわせてクレーム・シャンティイをぜひ味わってみてください。
シャンティイ競馬場

ロンシャン競馬場に次ぐ格式の高いシャンティイ競馬場は、現存するフランス最古の競馬場です。
シャンティイ城に隣接し、競馬場からは城と大厩舎の素晴らしい景観が楽しめ、世界でも指折りの美しさを誇ります。
競馬場にはシャンティイ調教場も隣接し、「競馬の聖地」と呼ばれるイギリスのニューマーケットと並ぶ世界有数の規模を誇ります。
シャンティイ競馬場は、毎年5月から6月にフランスダービー(ジョッケクルブ賞)とオークス(ディアヌ賞)の舞台となります。
憧れのシャトー・ホテルに泊まる
シャンティイ城はパリから日帰りで行くことができますが、シャトー・ホテルに泊まってのんびり優雅なひとときを過ごしてみませんか?
シャトー・ホテルとは、古城や貴族の邸宅を改装した宿泊施設です。
サービスや食事のクオリティーが高く、夢のようなひとときを過ごせます♡
シャトー ド モンヴィラルジェンヌ(Château de Montvillargenne)

ロスチャイルド家の所有だった4つ星ホテル
2 Avenue François Mathet, 60270 Gouvieux
地図を表示
無料Wi-Fi|24H受付対応|屋内プール|
スパ・ウェルネス・トルコ式バス・サウナ
■チェックイン17:00~
■チェックアウト12:00まで

シャトー・ド・モンヴィラルジェンヌは、19世紀にロスチャイルド家によって建てられたアングロノルマン様式のお城です。
スイートを含む全119室の客室は、洗練されたデザインでラグジュアリーな雰囲気を演出しています。
併設のレストランでは、地元の食材を使った季節感あふれる料理が楽しめます。
ル シャトー ドゥ ラ トゥール(Le Château de la Tour)

20世紀の優雅な邸宅を改装した4つ星ホテル
Chemin du Château de la Tour, 60270 Gouvieux
地図を表示
無料Wi-Fi|24H受付対応|屋外プール|
ウェルネス
■チェックイン16:00~
■チェックアウト11:00まで

ル・シャトー・ドゥ・ラ・トゥールは全47室の客室を持ち、眺望・面積・設備に応じてクラシック、スーペリア・フォレスト、スーペリア・パーク、チャーム、ジュニア・スイートの 5つのカテゴリーで構成されています。
各部屋からは素晴らしい景色が望め、緑に囲まれた安らぎの空間で快適に過ごすことができます。
フランス旅行に必須の通信手段

フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。
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それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFiのWi-Fiルーター

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Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!


フランス向けeSIM

eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!
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まとめ
シャンティイ城は、パリから日帰りで行けるお城のひとつです。
フランス最大規模の個人コレクションを誇るコンデ美術館やヴェルサイユ宮殿の庭園を手がけたノートルのフランス式庭園、大厩舎など、見どころがたくさんありますので、ぜひ足を運んでみてください!