オランジュリー美術館といえば、かの有名なクロード・モネの大作《睡蓮》が見られることで知られています。
チュイルリー公園内に位置し、近くにはオルセー美術館やルーブル美術館もあります。
これらの有名美術館に比べると規模こそは小さいですが、パリ観光で見逃せない美術館の1つです。
この記事では、美術館巡りが大好きなパリ在住のSakuraがオランジュリー美術館の見学に役立つ情報を詳しくご紹介します!
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オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)とは
チュイルリー公園内にあるオランジュリー美術館は、印象派とポスト印象派の作品を多く所蔵する美術館です。
その中でも有名なのが、クロード・モネの《睡蓮》の連作。
0階(地上階)にある2つの楕円形の大広間「睡蓮の間」には、8連の絵画からなるモネの大作が展示されています。
この《睡蓮》は、1918年に第一次世界大戦の勝利を記念してモネがフランス国家に寄贈したもの。
モネと友人関係にあったジョルジュ・クレマンソー(首相)は、モネの《睡蓮》を展示するためにオランジュリー美術館の改装を約束しました。
もともとオランジュリー美術館の建物は、1852年にナポレオン3世の命によりチュイルリー宮殿のオレンジ栽培用の温室として建てられたものでした。
フランス語で「オランジュリー(orangerie)」とは、「オレンジ温室」という意味で、美術館の名前はこれに由来しています。
《睡蓮》のための特別展示室を作ったオランジュリー美術館は、1927年5月17日に開館しました。
残念ながらモネは「睡蓮の間」をその目で見ることなく、1926年12月5日にこの世を去っています。
1959年から1963年にかけて、画商ポール・ギヨームと実業家ジャン・ヴァルテールのコレクションが国に寄贈されました。
展示スペースを拡張するため、オランジュリー美術館は2階建てに改築されました。
それにより「睡蓮の間」から自然光が奪われてしまったのです。
モネの構想どおりの「睡蓮の間」を再建するため、2000年にオランジュリー美術館で大規模な改修工事が始まりました。
こうして6年間に及ぶ工事により、開館当時と同じように天井から自然光が降り注ぐモネが理想とした空間を取り戻しました。
この工事により、オランジュリー美術館の地下にポール・ギヨームとジャン・ヴァルテールのコレクションを展示する十分なスペースが設けられました。
ルノワール、セザンヌ、ピカソ、マティス、モディリアーニ、ゴーギャン、ユトリロなど印象派から1930年までの作品が展示されており、印象派ファンにとってはまさに聖地といえる美術館です。
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オランジュリー美術館の基本情報
住所 | Jardin des Tuileries, 75001 Paris 地図 |
公式HP | https://www.musee-orangerie.fr/en |
営業時間
9:00-18:00(最終入場17:15)
定休日
火曜日、5月1日、7月14日(午前中のみ)、12月25日
料金
大人 12.50€
18歳未満 無料
18〜25歳のEU圏国籍者及び長期居住者 無料
オーディオガイド(日本語対応) 5€
毎月第1日曜日 無料
パリミュージアムパスの利用可
チケットの購入方法
オランジュリー美術館は、ルーブル美術館やオルセー美術館ほど混雑することはありませんが、公式サイトでは事前予約を推奨しています。
*オランジュリー美術館の公式サイトで購入(英語・フランス語)
*GetYourGuideでオンライン購入(日本語)
*Tiqetsでオンライン購入(日本語)
*Klookでオンライン購入(日本語)
*パリミュージアムパスを購入
*現地で購入
パリミュージアムパスは、パリ市内と近郊の観光スポット54ヶ所で利用できる観光パスです。
オランジュリー美術館も対象施設の1つ。
パリミュージアムパスがあれば、係員に提示するだけで入場できます。
オランジュリー美術館への行き方
オランジュリー美術館は、メトロ(地下鉄)・バスなどの交通機関を使ってアクセスすることができます。
1番便利なのは、地下鉄で行く方法です。
メトロ(地下鉄)で行く場合
1・8・12号線 Concorde(コンコルド)駅下車 徒歩約5分
バスで行く場合
42・45・52・72・73・84・94番 Concorde(コンコルド)下車 徒歩約5分
オランジュリー美術館の入場方法
オランジュリー美術館は、チュイルリー公園内のコンコルド広場側に位置します。
美術館の入り口は、西側(コンコルド広場側)の1ヶ所です。
混み合うときはチケットの有無によって列に分かれる場合がありますが、基本的には並ばすに入ることができます。
中に入ると、セキュリティーチェックがあります。
入り口を入って右手にインフォメーションがあるので、日本語の館内マップを忘れずに入手しましょう!
館内で当日券を購入される方は、セキュリティチェック通過後にチケット販売窓口がありますので、そこでチケットを購入してください。
オランジュリー美術館の所要時間
オランジュリー美術館の所要時間は1時間〜1時間半程です。
1時間半あれば、ゆっくり見学することができます。
オランジュリー美術館の見どころ
オランジュリー美術館は、0階(地上階)、地下1階、地下2階の全3フロアで構成されています。
0階に展示されているクロード・モネの《睡蓮》は、オランジュリー美術館の最大の見どころ!
またオランジュリー美術館の入り口前には、ロダンの彫刻《接吻》のレプリカもあるのでこちらもお見逃しなく!
【0階】《睡蓮》の特別展示室
2つの楕円形の大広間「睡蓮の間」には、モネの大作が展示されています。
「光の画家」と呼ばれたモネは、季節や時間による光の移り変わりを追い求め、同じテーマの作品を何枚も描いています。
《睡蓮》もその1つで、『日没』『雲』『朝』『緑の反映』『木々の反映』『朝の柳』『明るい朝、柳』『二本の柳』と8つの表情の異なる睡蓮を堪能することができます。
【地下1階】
カフェとミュージアムショップがあります。
このフロアには作品の展示はありませんので、地下2階へ進んでください。
【地下2階】
144点のポール・ギヨーム&ジャン・ヴァルテールのコレクションと企画展示室があります。
ルノワール、セザンヌ、ピカソ、マティス、モディリアーニ、ゴーギャン、ユトリロなど印象派からフォーヴィスム、キュビスムを経て1930年までの作品が展示されています。
オランジュリー美術館のおすすめ見学ルート
まずは、0階(地上階)の「睡蓮の間」から見学するのがおすすめです。
モネの《睡蓮》を堪能したら、地下2階へ進み、最後にカフェとミュージアムショップのある地下1階へ進みましょう。
ミュージアムショップ
オランジュリー美術館は、ミュージアムショップも充実!
関連書籍やポスター、ポストカード、ステーショナリー、マグネット、マグカップなど、お土産に欲しくなるような素敵なグッズがたくさん販売されています。
お値段もお手頃なものが多く、オランジュリー美術館のオリジナルグッズもあるので要チェックです!
フランス旅行に必須の通信手段
フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。
設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。
また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFiのWi-Fiルーター
フランス専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。
フランス専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。
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Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!
フランス向けeSIM
eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!
eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。
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面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人や初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。
データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。
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まとめ
モネは最晩年の《睡蓮》の制作過程で白内障を患い、失明の危機に陥りました。
視力が低下しただけでなく、印象派の画家にとって致命的ともいえる色彩を失ったモネ。
失意によって一時期制作を取りやめていましたが、友人のジョルジュ・クレマンソーの励ましにより、大連作の《睡蓮》を完成させました。
生涯を通じて印象派絵画を手がけたクロード・モネ。
オランジュリー美術館でその集大成といえる「睡蓮の世界」にたっぷりと浸ってみてください。