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【パリ観光】パンテオン観光ガイド|基本情報・アクセス・見どころ

パリ
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巨大なドームとコリント式の円柱が特徴的なパンテオンは、フランスに功績のあった偉人たちが眠る霊廟です。

学生の街として知られるカルチエ・ラタンにあり、アカデミックな雰囲気が漂います。

この記事では、パリを代表するモニュメント「パンテオン」について詳しく解説していきます。

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パンテオン(Panthéon)とは

パンテオンは、パリ5区のジュヌヴィエーヴの丘にそびえ立つ壮麗な建造物です。

歴史は6世紀初めまで遡ります。

メロヴィング朝フランク王国の初代国王クロヴィスは、507年にカトリックに改宗し、自身と妻クロチルドの墓所を設けるためバジリカ聖堂を建立しました。

512年にアッティラ王率いるフン族の侵略から奇跡的にパリを守ったジュヌヴィエーヴは、この聖堂に埋葬され、パリの守護聖人として崇敬されるようになります。

1744年に国王ルイ15世は重い病に倒れ、聖ジュヌヴィエーヴに祈願します。

回復後、ルイ15世は聖ジュヌヴィエーヴに敬意を表して、大聖堂を再建するよう命じました。

再建には建築家のジャック・ジェルマン・スフロが選ばれました。

巨大なドームとコリント式の円柱が特徴的な新古典主義様式の建物で、荘厳さと崇高美を兼ね添えた聖堂となりました。

ところがフランス革命が勃発し、聖堂から十字架が取り外され、宗教施設としての機能を失います。

そして政治・哲学・科学・文学・芸術など、あらゆる分野で傑出した人物たちを祀る霊廟へと余儀なく変更されました。

現在クリプト(地下聖堂)には、79人の棺が置かれています。

ちなみに最初にパンテオンに葬られた人物は、革命の功労者としてミラボー伯爵(フランス革命初期の指導者)でした。

ところが革命派への裏切りを実証する書類がチュイルリー宮殿から発見されたため、1994年に遺体はパンテオンから除去されています。

パンテオンに埋葬されている偉人
  • ジャン・ジャック・ルソー(思想家)
  • ヴォルテール(哲学者・文学者)
  • ヴィクトル・ユゴー(小説家・詩人)
  • ジャック・ジェルマン・スフロ(パンテオンの建築家)
  • エミール・ゾラ(小説家)
  • ピエール・キュリー(物理学者)
  • マリ・キュリー(物理学者)
  • アレクサンドル・デュマ(小説家)
  • アンドレ・マルロー(小説家・詩人・政治家)
  • ルイ・ブライユ(点字発明者)
  • アントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ(小説家)

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パンテオンの基本情報

住所Place du Panthéon, 75005 Paris 地図
公式HPhttps://www.paris-pantheon.fr/en

営業時間

〈4月1日〜9月30日〉10:00-18:30(最終入場17:45)
〈10月1日〜3月31日〉10:00-18:00(最終入場17:15)
※毎月第1月曜日は12:00開館
◎屋上展望台 毎年4月1日から10月31日まで

定休日

1月1日、5月1日、12月25日

料金

パンテオン 大人 13€
屋上ドーム 3.50€
18歳未満無料
18〜25歳のEU圏国籍者及びフランス国内居住者 無料
共通チケット(パンテオン+サン・ドニ大聖堂)19€
オーディオガイド(日本語対応)3€
第1日曜日無料(11〜3月の期間中のみ)
パリミュージアムパスの利用可

チケットの購入方法

パンテオンは混雑することはほとんどありませんが、公式サイトでは事前予約を推奨しています。

パンテオンの公式サイトで購入(英語・フランス語)
GetYourGuideでオンライン購入(日本語)
Tiqetsでオンライン購入(日本語)
Klookでオンライン購入(日本語)
KKdayでオンライン購入(日本語)
*パリミュージアムパスを購入
*現地で購入

パリミュージアムパスは、パリ市内と近郊の観光スポット約60ヶ所で利用できる観光パスです。
ロダン美術館も対象施設の1つ。
パリミュージアムパスがあれば、係員に提示するだけで入場できます。

Powered by GetYourGuide

パンテオンの行き方

パンテオンは、メトロ(地下鉄)・バス・RERなどの交通機関を使ってアクセスすることができます。

1番便利なのは、地下鉄で行く方法です。

メトロ(地下鉄)で行く場合

10号線 Cardinal Lemoine(カルディナル・ルモワンヌ)駅下車 徒歩約8分
10号線 Maubert – Mutualité(モヴェール-ミュチュアリテ)駅下車 徒歩約9分
7号線 Place Monge (プラス・モンジュ)駅下車 徒歩約13分

RER(イル・ド・フランス地域圏急行)で行く場合

RER B線 Luxembourg(リュクサンブール)駅下車 徒歩約8分

バスで行く場合

24・75・84・89番 Panthéon(パンテオン)下車 徒歩約3分

パンテオンの入場方法

パンテオンの入り口は1ヶ所です。

セキュリティチェックを受けてから中に入ってください。

パンテオンの所要時間

パンテオンの所要時間は1時間程度です。

屋上展望台も合わせて見学する場合には、1時間30分程かかります。

パンテオンの見どころ

碑文:AUX GRANDS HOMMES LA PATRIE RECONNAISSANTE

パンテオンの巨大な建物は、ギリシア十字の形に作られています。

コリント式の列柱回廊のあるファサードは、ローマのパンテオンから着想を得たもので、パンテオンのファサード上部には、

AUX GRANDS HOMMES LA PATRIE RECONNAISSANTE
祖国の偉大なる人たちに感謝を捧げる

という碑文が刻まれています。

フーコーの振り子

フーコーの振り子

1851年に物理学者のフーコーは、地球の自転を証明するためにパンテオンのドームで振り子の実験を行いました。

天井から吊るされた振り子は、今でも時を刻み続けています。

オリジナルはパリの美術工芸博物館(Musée des Arts et Métiers)に展示されています。

国民公会の彫像

内陣には、フランスの彫刻家フランソワ・レオン・シカールによる巨大な彫刻《国民公会》が置かれています。

国民公会(Convention Nationale)とは、1792年9月に設立された一院制の立法府で、革命政治の中央機関。

エドゥアール・デタイユ《共和国軍を導く勝利》
アントワーヌ・オーギュスト・エルネスト・エベール
《フランスの守護天使に国民の運命を示すキリスト》

彫刻の後ろには、エドゥアール・デタイユによって描かれた《共和国軍を導く勝利》、その上にはアントワーヌ・オーギュスト・エルネスト・エベールのモザイク画《フランスの守護天使に国民の運命を示すキリスト》が飾られています。

アントワーヌ・ジャン・グロの《聖ジュヌヴィエーヴ礼賛》

第二の丸天井では、アントワーヌ・ジャン・グロによって描かれた《聖ジュヌヴィエーヴ礼讚》を見ることができます。

ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの壁画

パンテオンの後陣には、19世紀最大の壁画家ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの連作が飾られています。

《パリに食糧を供給する聖ジュヌヴィエーヴ》
《パリを警護する聖ジュヌヴィエーヴ》
《少女聖ジュヌヴィエーヴの祈り》
《眠る街を見守る聖ジュヌヴィエーヴ》

パリの守護聖人ジュヌヴィエーヴを主題に制作された壁画で、《少女聖ジュヌヴィエーヴの祈り》をはじめ、《少女聖ジュヌヴィエーヴの牧歌的生活》、《パリに食糧を供給する聖ジュヌヴィエーヴ》、《パリを警護する聖ジュヌヴィエーヴ》、そして晩年の代表作《眠る街を見守る聖ジュヌヴィエーヴ》などを見ることができます。

またその向かい側には、ジャン・ポール・ローランスの《聖ジュヌヴィエーヴの死》が描かれています。

クリプト(地下聖堂)

パンテオンの地下は納骨堂になっており、偉人たちが眠っています。

地下に降りてすぐの所に、レオン・ガンベッタ(政治家)の心臓が入った大壺があります。

地下納骨堂は階上と同様にギリシア十字の形をしており、偉人たちの墓が並んでいます。

ジャン・ジャック・ルソーの墓
ヴォルテールの墓

拝廊に入ると、啓蒙主義を代表するジャン・ジャック・ルソーとヴォルテールの墓が向かい合って並んでいます。

さらに奥の通路に進むと、帝政期の要人や著名作家、科学者、フランス社会主義運動の主要人物、近代民主主義の主要人物、レジダンス活動家などが祀られています。

屋上展望台

毎年4月1日から10月31日までの期間限定で、ドームに上ることができます。

ドーム上部は展望台になっており、展望台からはパリの素晴らしい街並みを360度見渡すことができます。

エレベーターはなく、206段の階段を上ることになりますので、体力に自信のある方におすすめします。

フランス旅行に必須の通信手段

フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです!

フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。

通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルeSIMの購入です。

どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。

設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。

また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。

グローバルWiFi のWi-Fiルーター

フランス専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。

フランス専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。

Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。

またフランスを含む複数国へご渡航をお考えの方には、イタリア・スペイン・ドイツなどのヨーロッパ53ヶ国完全定額のお得な「ヨーロッパ周遊プラン」もおすすめです。

Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。

モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!

フランス向けeSIM

eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!

eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。

オンラインでモバイルプランを契約して即日開通!

面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。

データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。

eSIM対応のiPhoneやAndroidスマートフォンをお持ちなら、日本にいる間に契約して、フランスに着いた瞬間から通信できるeSIMが断然おすすめです!

SakuraがおすすめするeSIMは、Holafly(オラフライ)World eSIM(ワールドイーシム)の2社。

それぞれに特徴があるので、目的に合った通信手段をお選びください。

特徴・データ通信が使い放題
・24時間サポートが受けられる
・日本の上場企業が提供するeSIM
・テザリング*が可能
デザリング*とは、モバイルデータ通信ができる端末を利用して、パソコン・タブレット・ゲーム機などをインターネットに接続すること。

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まとめ

ジュヌヴィエーヴの丘に佇むパンテオンは、観光客が少なく穴場スポットです。

またパンテオンの裏手には、パリの守護聖人ジュヌヴィエーヴの聖遺物を祀ったサン・テティエンヌ・デュ・モン教会がありますので、併せて見学することをおすすめします!