15世紀に建てられたオテル・デューは、歴史的建造物に指定されたブルゴーニュ・ゴシック様式の美しい建物です。
モザイク模様の美しい屋根が特徴的で、フランドル絵画の素晴らしい作品も展示されています。
今回は、ボーヌの最大の見どころであるオテル・デューについて詳しく解説していきます。
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オテル・デュー・デ・ホスピス・シヴィル・ド・ボーヌ(Hôtel-Dieu des Hospices Civils de Beaune)とは

オテル・デューは、1443年にブルゴーニュ公の宰相ニコラ・ロランとその妻ギゴーヌ・ド・サランによって設立された慈善施療院です。
百年戦争(1337〜1453年)により、ボーヌでは人口の4分の3を貧困と飢饉が占め、放浪する人々や身寄りのない病人を無償で受け入れました。
ロラン夫妻は施療院運営のためブドウ畑・農園・森林を寄進し、ブドウ畑で作られたワインは、競売にかけて施療院の維持に充てられました。
現在病院は別の場所に移転し、オテル・デューは博物館として一般公開されています。
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オテル・デュー・デ・ホスピス・シヴィル・ド・ボーヌの基本情報

住所:2 Rue de l’Hôtel Dieu, 21200 Beaune 地図
公式HP:https://musee.hospices-de-beaune.com/

営業期間
〈1月1日〜3月31日〉9:00-12:30 14:00-18:30(※1月1日は午後のみ営業)
〈4月1日〜11月16日〉9:00-19:30
〈11月17日〜12月31日〉9:00-12:30 14:00-18:30(※12月25日は午後のみ営業)
定休日
なし
料金
大人12€
学生(26歳未満)9€
子供(10〜17歳)5€
9歳以下無料
オーディオガイド(日本語対応)無料
オテル・デュー・デ・ホスピス・シヴィル・ド・ボーヌの行き方
ボーヌ(Beaune)駅からオテル・デューまでは、徒歩で行くことができます。
徒歩で約15分、タクシーなら約6分です。
パリからボーヌへの行き方は、こちらの記事を参考にしてください。
オテル・デュー・デ・ホスピス・シヴィル・ド・ボーヌの入場方法

オテル・デューの入り口は1ヶ所です。
入場の際、セキュリティチェックがあります。
オテル・デュー・デ・ホスピス・シヴィル・ド・ボーヌの所要時間
オテル・デューの所要時間は1〜2時間程です。
オテル・デュー・デ・ホスピス・シヴィル・ド・ボーヌの見どころ

オテル・デュー(Hôtel-Dieu)とは「神の家」という意味で、ブルゴーニュ公の宰相ニコラ・ロランと妻ギゴーヌ・ド・サランによって設立された慈善施療院です。
ブルゴーニュを代表する建造物で、1971年まで病院として使われていました。
その後、医療施設は別の場所に移転され、オテル・デューは博物館として一般公開されています。
瓦屋根

ブルゴーニュといえば、色鮮やかなモザイク模様の瓦屋根が有名です。
多彩色の釉薬をかけた瓦は高価で、権力や威信の象徴でした。
オテル・デューもまた美しいモザイク模様の瓦屋根が特徴的で、1862年に歴史的建造物に指定されています。
貧しき者たちの間

中庭から建物の中に入ると、「貧しき者たちの間」と呼ばれる大広間があります。
広間の両端には、重病の患者たちに用意されたベッドが並んでいます。

ベッドは1台ずつ仕切られており、二次感染を防ぐ上でも効果をもたらしました。
寝たきりの人でもベッドに横たわりながらミサにあずかることができるよう設計されています。
礼拝堂

「貧しき者たちの間」の奥には、小さな礼拝堂があります。

芸術の庇護者であったニコラ・ロランは、フランドル絵画の巨匠ロヒール・ファン・デル・ウェイデンに多翼祭壇画を依頼しました。
9枚のパネルで構成された《最後の審判》は、貧しき患者たちが祈りを捧げられるよう礼拝堂に置かれました。
現在、礼拝堂にはレプリカが飾られており、オリジナルは別の部屋に展示されています。
多翼祭壇画《最後の審判》

ロヒール・ファン・デル・ウェイデンによって描かれた多翼祭壇画《最後の審判》は、折り畳むと背面の6枚のパネルが表に見え、開くと9枚のパネルが現れます。
ファン・デル・ウェイデンの壮大な作品で、フランドル絵画の最高傑作と言われています。

折り畳まれたとき、左右の翼には慈愛のシンボルとして寄進者のニコラ・ロランと妻ギゴーヌ・ド・サランが向かい合うようにして描かれています。
この素晴らしい芸術遺産を保護するため礼拝堂にはレプリカが置かれ、オリジナルは万全の設備が整えられた場所に展示されています。

また《最後の審判》が飾られた展示室には、中世美術の傑作といわれる14世紀の美しいタペストリー《聖エロワの伝説》も飾られていますので、お見逃しなく!
聖ユーグの間

オテル・デューは貧しい人々だけでなく、貴族やブルジョワ階級の人も入院していました。
「聖ユーグの間」はそういった裕福層の病室で、イザック・モイヨンが手がけた宗教画が飾られ、豪華な部屋でより手厚い看護が受けられました。
その他の展示



当時としては最新の設備を備えていた医療器具のコレクションなども見どころです。

また多翼祭壇画に加えて、壁画やタペストリーなど多くの芸術作品を所蔵しています。
ワインオークション

現在、オテル・デューは約60ヘクタールのブドウ畑を所有し、そのブドウ畑から作られたワインはチャリティーオークションにかけられます。
世界で最も有名なワインのチャリティー・オークションで、世界中のワイン愛好家から注目を浴びています。

競売会による売り上げは、施療院の設備や医学研究、オテル・デューの維持のために使われ、売上の一部は別の医療・健康分野のアソシエーションにも寄付されています。
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まとめ
オテル・デューは、色鮮やかなモザイク模様の瓦屋根が美しいブルゴーニュ建築の歴史的建造物です。
広大なブドウ畑を所有し、ブルゴーニュワインの歴史にも大きな影響を与えました。
1971年以降、オテル・デューは博物館となり、観光で得た収入は病院経営の資金として充てられています。