メトロはパリの移動に欠かせない交通機関です。
パリの街には地下鉄網が張り巡らされていて、土地勘のない旅行者にも分かりやすく、どこへ行くのにもとても便利!
2025年1月より新しい料金システムが導入され、さらに便利になったパリのメトロについて徹底解説していきます!
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パリのメトロは便利で機能的!
メトロ、バス、RER(イル・ド・フランス地域圏急行)、トラム(路面電車)などの交通網がとても充実しているパリ。
その中でも特におすすめの公共交通機関といったらメトロです!
パリ市内をくまなく網羅しており、土地勘のない旅行者でも簡単に乗りこなすことができます。
RATPが運営するメトロは、全部で14路線あります。
路線は色と番号によって区別され、分かりやすくなっています。
メトロの路線図は、各駅の窓口、RATP公式サイト、モバイルアプリ「Bonjour RATP」などで入手できます。
メトロ路線図はこちらからもダウンロードできます。
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路線の探し方
パリでメトロを乗りこなすには、路線図を活用しましょう!
路線図にはメトロの路線が色別に示されており、太文字の始発・終着駅のところに何号線かが記されています。
チケットの種類
2025年1月よりパリ及びイル・ド・フランス地域圏の公共交通機関の料金制度が大きく変わり、イル・ド・フランス全域で一律料金になりました。
チケットの種類は以下の3種類
- Ticket Métro Train RER(メトロ・国鉄電車・RER共通チケット)
- Ticket Bus Tram(バス・トラム共通チケット)
- Ticket Paris Région⇄Aéroports(パリ⇄空港間チケット)
メトロに乗るためには、「Ticket Métro Train RER」のチケットを購入します。
Ticket Métro Train RERは、イル・ド・フランス地域圏のメトロ・国鉄電車・RERの全路線で利用できます。
これまでゾーン(1〜5)ごとに設定されていた運賃は、空港ゾーンを除くイル・ド・フランス全域で一律料金に!
10枚綴りの回数券Carnet(カルネ)は廃止され、購入枚数による割引はありません。
モンマルトルのケーブルカーもこちらのチケットで乗ることができますが、乗り継ぎには追加チケットが必要です。
料金
Ticket Métro Train RER(メトロ・国鉄電車・RER共通チケット)
大人2.5€
子供1.25€
Ticket Métro Train RERは、バス・トラムにはご利用できません。
メトロからバス(トラム)に乗り換える場合、新たにTicket Bus Tram(バス・トラム共通チケット)を購入する必要があります。
チケットの購入方法
チケットは各駅の自動券売機、またはモバイルアプリ「Bonjour RATP」や「Île-de-France Mobilités」で簡単に購入することができます。
Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)
Navigo Easyは公共交通機関で利用できるICカードで、自動券売機またはモバイルアプリでチケットをチャージして使います。
証明写真は不要で、窓口でカード(2€)を購入後、すぐに使うことができます。
カードを購入する際、チケットのチャージも一緒に頼むと手間が省けます。
カードは10年間有効なので、余った分は次回の旅行で使えます。
チケットの残数は、改札機液晶画面に表示されます。
2024年に購入したチケットが残っている場合は、新しいチケットをチャージする前に古いチケットを全て使い切る必要があります。
【注意】Navigo Easyは複数人で同時に利用することはできません!
モバイルアプリ「Bonjour RATP」と「Île-de-France Mobilités」
モバイルアプリは、チケットの購入から乗り換え案内検索、オフライン地図機能、時刻表検索などパリの移動に便利な機能を搭載した無料アプリです。(Android、iPhone、Apple Watchに対応)
パリとパリ近郊の公共交通機関のみ利用する方には、「Bonjour RATP」と「Île-de-France Mobilités」がおすすめ。
フランスの地方へも旅行される方には「SNCF Connect」が便利です。
フランス旅行に行くなら必須のアプリですので、旅行前に必ずダウンロードしておきましょう!
Bonjour RATP(ボンジュール・RATP)
- Bonjour RATPアプリケーションの右下にある「チケット」タブを開きます。
- スマホにチャージする場合、「My phone」を選びます。(Apple Watchのオプションも選択できます。)
Navigo Easyにチャージする場合は、「My Navigo pass」を選択します。 - チケットを選択し、必要に応じて日付・枚数を選択します。
- 支払いはスマホ決済とクレジットカードが選択可能です。
- My Navigo passを選択した方は、パスをスマホの背面に当てるとチャージが完了します。
Bonjour RATP
RATP Smart Systemsposted withアプリーチ
Île-de-France Mobilités(イル・ド・フランス・モビィリテ)
- Île-de-France Mobilitésアプリケーションの購入画面を開きます。
- スマホにチャージする場合、「My phone」を選びます。(Apple Watchのオプションも選択できます。)
Navigo Easyにチャージする場合は、「My Navigo pass」を選択します。 - チケットを選択し、必要に応じて日付・枚数を選択します。
- 支払いはスマホ決済とクレジットカードが選択可能です。
- My Navigo passを選択した方は、パスをスマホの背面に当てるとチャージが完了します。
Île-de-France Mobilités
Ile de France Mobilitesposted withアプリーチ
Ticket t+とCarnet(10枚綴りの回数券)の有効期限
Ticket t+やCarnet(10枚綴りの回数券)は、2025年12月31日まで利用可能です。
但し、新しい料金システムの適応外となっており、利用条件と範囲が異なりますのでご注意ください。
パリ市内のメトロ・RER・バス・トラム・ケーブルカーで利用可能
国鉄電車を含むイル・ド・フランス全域での利用は不可
旅行者向け!おすすめ乗り放題チケット
旅行者におすすめの乗り放題乗車券「Paris Visite(パリ・ヴィジット)」と「Navigo Jour(ナヴィゴ・ジュール)」も新しくなりました。
Paris Visite(パリ・ヴィジット)
パリに数日間滞在する人におすすめの「Paris Visite(パリ・ヴィジット)」。
これまではゾーン(1〜5)と日数に応じて料金が設定されていましたが、今後は空港エリアを含むイル・ド・フランス全域、およびあらゆる交通手段での無制限の移動が可能となります。
自動券売機、またはモバイルアプリ「Bonjour RATP」や「Île-de-France Mobilités」でチャージが可能。
大人 | 子供 | |
1日券 | 29.90€ | 14.95€ |
2日券 | 44.45€ | 22.20€ |
3日券 | 62.30€ | 31.15€ |
5日券 | 76.25€ | 38.10€ |
Navigo Jour(ナヴィゴ・ジュール)
1日乗り放題乗車券のNavigo Jour(ナヴィゴ・ジュール)。
こちらもゾーンが廃止され、イル・ド・フランス全域でロワシーバス、オルリーバス、オルリーヴァル線を除くすべての交通手段で移動が可能となります。
料金は12€、子供料金はありません。
パリ在住者向け!おすすめのPasse Navigo(パス・ナヴィゴ)
今回の料金制度の見直しは、旅行者や遠方からの利用者(特にRERとトランシリアンの利用者)にとって朗報です。
ただパリ在住者にとっては、メトロのチケットが2.15€から2.50€に引き上げられ、さらに1回あたり1.73€だった10枚綴りの切符が廃止され、痛い値上がりとなります。
そこで注目したいのが「Passe Navigo」。
利用頻度に応じたパスがあるので、上手に活用することをおすすめします!
Forfait Navigo SemaineとForfait Navigo Mois
公共交通機関の利用回数の多い方には、週または月単位で購入することができる
- Forfait Navigo Semaine(フォルフェ・ナヴィゴ・スメーヌ)
- Forfait Navigo Mois(フォルフェ・ナヴィゴ・モワ)
がおすすめです。
どちらも事前登録が必要で、公式サイトからオンラインで簡単に申し込むことができます。
Forfait Navigo Semaineのお申し込みはこちらから
Forfait Navigo Moisのお申し込みはこちらから
Navigo Liberté+(ナヴィゴ・リベルテ+)
一方、利用回数の少ない方には、「Navigo Liberté+(ナヴィゴ・リベルテ+)」がおすすめです。
空港エリアへの往復には追加料金がかかりますが、メトロ・電車・RER が1.99€、バス・トラムが1.6€で乗車することができます。
1日の上限額が12€と決まっており、それを超えた場合は追加料金がかかりません。
事前登録が必要で、使った分だけ月末に合計が計算され、翌月の月初めに請求されます。
公式サイトからオンラインで申し込むことができます。
申し込みの際、銀行口座の詳細(RIB)と証明写真が必要です。
メトロの乗り方
メトロは
「M」「METRO」「METROPOLITAIN」
の看板が目印です!
パリのメトロは、1900年のパリ万国博覧会の開催に合わせて開通しました。
入り口のデザインを手掛けたのは、アールヌーヴォーの巨匠エクトル・ギマール。
開通当時のオリジナル建築が残るのは、12号線アベス(Abbesses)駅と2号線ポルト・ドーフィーヌ(Porte Dauphine)駅の2駅のみ。
メトロに乗るときは、入り口の看板もぜひチェックしてみてくださいね♪
メトロの入り口
エスカレーターやエレベーターがある駅は少なく、基本的には階段利用となります。
エスカレーターやエレベーターがあっても故障中が多いのでご注意ください。
チケット売り場
まずはチケットを買いましょう!
チケットは各駅の券売機またはモバイルアプリで購入することができます。
Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)の発行購入は係員がいる窓口で行います。
初回のチャージのみICカードの発行と同時に窓口で合わせて行うことができます。
モバイルアプリで購入した場合、パスをスマホの背面に当てるとチャージができます。
駅で購入する場合、改札口付近に自動券売機またはチャージ専用機が置いてあります。
紫の部分にカードを置き、言語を選択し、画面に従ってチケットを購入してください。
自動改札機
紙チケットの場合、自動改札機にチケットを差し込みます。
チケットを回収し、メトロを出るまでは絶対に捨てないでください。
自動改札機を通る場合、自動改札機の紫色の部分に交通系ICカードまたはスマホをかざしてバリデーションを行います。
チケットの残数は、すぐ隣の改札機液晶画面に表示されます。
プラットホームへ
改札を通った後、プラットホームへ出る手前に行き先を示す案内表示があります。
次の駅から終点までの駅名が記載されているので、乗車する方面の終着駅を確認してください。
乗り換えがない場合は、乗車する路線の番号と乗車する方面の終点の駅名を覚えておきましょう。
乗り換えがある場合は、それぞれの路線番号と終着駅、そして乗換駅の駅名を把握しておく必要があります。
乗車・降車
ホームの上部には電光掲示板があり、次の電車の到着時間を確認することができます。
乗車時はドアが自動で開きます。
降車は、電車の種類によって自動開閉ドア、押しボタン式ドア、レバー回転式ドアの3つのパターンがあります。
押しボタン式ドアは、緑色のボタンを強く押すと扉が開きます。
レバー回転式ドアは、回転式のレバーを上に引き上げるとドアが開きます。
メトロを降りたら、「Sortie(出口)」の標識に従って歩いて行きましょう。
乗り換えの場合は、路線番号の書かれた案内表示に従って進んでください。
メトロの出口
駅によって出口が複数ある場合があります。
通り名や建物名(モニュメントや美術館など)が併記されているので、目的地に近い出口から出るのがおすすめです。
メトロの運行時間
平日5:30〜1:15(金・土・祝日の前日2:15まで)
※運行時間は路線によって若干異なります。
メトロの検札・罰金について
駅構内でときどき検札があります。
チケット不所持や不正利用などの違反が確認された場合には、罰金が科せられますのでご注意ください。
違反 | 罰金額 |
・チケットが有効化されていない (壊れている改札口より入ってしまい有効化されていない場合も含む) ・正規ゾーンの利用可能区間を超えた乗り越し ・子供用チケットの不正使用 | 35€ |
・チケット不所持 ・使用済チケットの提示 | 50€ |
・喫煙 | 68€ |
※上記の罰金額は、その場で支払った場合の金額です。
違反時に現金やクレジットカードを所持しておらず、支払いができない場合には、後日インターネットや小切手送付などにより支払うこともできますが、罰金額がより高額となります。
注意事項
メトロを利用する際は、次のような点に注意しましょう。
- 使用した紙チケットは、駅を出るまでは絶対に捨てないでください。
- 紙のチケットは電子機器に近づけると磁器不良を起こすため、携帯電話やスマートフォン、クレジットカードなどと一緒に保管しないようにしましょう。
※未使用のチケットが使えなくなった場合、駅の窓口で交換してもらえます。 - バリデーションを必ず行いましょう。
※チケットが有効化されていないと罰金の対象となります。
メトロの治安
パリのメトロはスリやひったくりといった軽犯罪が多いため、常に警戒心をもって行動することが大切です。
またトラブルに巻き込まれないためにも早朝や深夜の利用はできるだけ避けましょう。
メトロを利用する際は、次のような点に注意してください。
- 貴重品の入ったバッグは必ず体の前に持つ
- ポケットに貴重品は入れない
- スマホなどの貴重品を出し入れしない
時間や目的地への行き方を尋ねてきて、バッグから目を離した一瞬の隙に別の人物が貴重品を盗むスリの手口に要注意!話しかけられても気を許さないようにしましょう。
フランス旅行に必須の通信手段
フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。
設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。
また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFiのWi-Fiルーター
フランス専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。
フランス専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。
またフランスを含む複数国へご渡航をお考えの方には、イタリア・スペイン・ドイツなどのヨーロッパ53ヶ国で完全定額のお得な「ヨーロッパ周遊プラン」もおすすめです。
Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!
フランス向けeSIM
eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!
eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。
オンラインでモバイルプランを契約して即日開通!
面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人や初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。
データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。
eSIM対応のiPhoneやAndroidスマートフォンをお持ちなら、日本にいる間に契約して、フランスに着いた瞬間から通信できるeSIMが断然おすすめです!
SakuraがおすすめするeSIMは、Holafly(オラフライ)とWorld eSIM(ワールドイーシム)の2社。
それぞれに特徴があるので、目的に合った通信手段をお選びください。
特徴 | ・データ通信が使い放題 ・24時間サポートが受けられる | ・日本の上場企業が提供するeSIM ・テザリング*が可能 |
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まとめ
パリ市内の移動はメトロがとても便利です。
主要観光地を全て網羅しており、乗り方さえ覚えてしまえばとても簡単です。
メトロを乗りこなして、縦横無尽にパリを駆け巡りましょう!