EU非加盟国に居住する旅行者がフランスで買い物をした場合、付加価値税が免税されます。
免税手続きは一見難しそうに見えますが、やり方と手順さえわかれば、実は簡単!
この記事ではフランスの免税手続きついて詳しく解説していきますので、ぜひフランスの免税制度を上手に活用してください。
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フランスでショッピングを楽しむ

フランス旅行の楽しみのひとつといえば、ショッピング♪
フランスのブランドなら日本で買うよりも安く手に入り、免税のおかげでさらにお得にお買い物を楽しめます。
フランスの免税制度について、お買い物前にしっかりとチェックしておきましょう!

免税ができる条件

フランスで買い物をした場合、日本にお住まいの方(EU非加盟国にお住まいの方)は、日本の消費税にあたるTVA(付加価値税)が免税される場合があります。
フランスの標準付加価値税率は20%ですので、高額な買い物ほど還付額も大きくなります。
税金の払い戻し手続きは、Global Blue社とPlanet社が行なっています。
Global BlueのSHOP TAX FREEアプリを利用すれば、手続きがより簡単にスムーズにできます。
すべての商品が免税の対象となるわけではなく、タバコや切手、ホテルの宿泊費、交通費、飲食代、美術館やアトラクションの入場券などは免税対象外となっています。
フランスで免税の恩恵を受けるためには、免税の取り扱いをするお店で購入し、以下の免税条件を満たす必要があります。
- 1店舗につき1日に100,01 €(付加価値税込み)以上の買い物をしている
- パスポートの原本を所有している
- EU非加盟国に居住している
- 16歳以上
- EU圏内での滞在期間が6ヶ月未満
- 3ヶ月以内に購入した商品(未使用)をEU圏外へ自分で持ち出す
※デパートやアウトレットモールでは、複数のテナント店で買い物した場合、1店舗として計算されます。
それぞれのテナントで購入した合計金額が100,01 €(付加価値税込み)以上になると免税対象となります。
免税の対象となる商品は、未使用(新品)であることが原則です。
タグやチケットがなく、使用した状態と判断された場合は、免税対象外となります。
免税手続き方法

EU加盟国出国時に免税手続きをします。
購入時の手続き

購入したお店で免税書類「輸入販売明細書(bordereaux de vente à l’exportation – BVE)」を作成してもらいます。(旅行者と店員の署名が必要)
- 有効なパスポートを提示する
- 払い戻し方法を選択する(現金またはクレジットカード)
- 輸入販売明細書と返信用の封筒を受け取る
払い戻し方法は、以下の選択肢があります。
- 現金
- クレジットカード
- デビットカード
- 即時還付*
即時還付*とは、購入時に税金を還付してもらえる制度で、パスポートを提示すると消費税抜きの価格で購入することができます。一部のデパートや高級ブランド店では、即時還付をしてくれる場合があります。
輸入販売明細書は、〈1枚だけのもの〉〈写しのあるもの〉〈レシートと一体化したもの〉など、さまざまなタイプがあります。
フランス語で「Détaxe, s’il vous plait.」
または
英語で「Tax Free, Please.」
と伝えると、免税書類を作成してくれます。
デパートでは、日本人カウンターを設置している所もあります。
出国時の手続き

空港にて、チェックイン前に免税通関システムPABLO(パブロ)*で免税手続きを行います。
免税通関システムPABLO(パブロ)*とは、輸入販売明細書のバーコードをスキャンして電子認証する機械のこと
免税用紙に「PABLO」のロゴとバーコードがない場合は、免税カウンターに行って手続きをしてください。
免税手続き用紙の1枚目を返信用封筒に入れて、専用ポストに投函します。(切手不要)
専用ポストは、免税機PABLOまたは免税カウンターの近くに設置されています。
免税手続き用紙の2枚目以降は控えとなりますので、必ず保管してください。
フランスから別のEU加盟国へ行く場合

フランスから別のEU加盟国へ行く場合、EU加盟国の最後の滞在都市で免税手続きをします。
例えばフランスからイタリアへ行く場合、免税手続きをするのはイタリアの空港になります。
フランスとイタリアで買い物をした場合にも、イタリアでまとめて免税手続きができます。
但し、乗り換えのみの空港利用の場合、乗り換えフロアに免税手続きカウンターがないことがあるため、フランスで手続きを済ませておくとよいでしょう。
免税手続きの期限は、購入日から3ヵ月以内です。
フランスからイギリスまたはスイスへ行く場合


イギリスとスイスはEU加盟国ではないため、フランスを離れる前に免税手続きを済ませる必要があります。
空港以外にも、ユーロスターの発着駅であるパリ北駅(Gare du Nord)やジュネーブ・コルナヴァン駅(Genève-Cornavin)に免税機PABLOが設置されています。
免税通関システムPABLOの使い方
- 言語を選択する(日本語対応)
- 免税書類のバーコードを読み取りセンサーにかざす
電子免税の方はスマホ画面でコードをかざす - 緑の画面で「OK 認証済免税証」と表示されたら認証手続き完了
- 書類1通を封筒に入れてポストに投函し、控えは保管する
※赤い画面になった場合、免税カウンターに行く必要があります。
パスポート・航空券・購入商品の提示を求められることがありますので、手元に準備しておきましょう。
還付金の受け取り
フランスの標準付加価値税率は20%ですが、実際に還付される金額は12%程度です。
これは免税手続きを代行する企業の手数料が差し引かれるためです。
払い戻し方法は、クレジットカードまたはデビットカード、現金(ユーロ)にて還付金の受け取りができます。
手数料が安いのは、クレジットカードとデビットカード還付です。
現金での受け取り

現金で還付金の受け取りを希望の方は、空港内にあるCash Paris(キャッシュ・パリ)にて所定の手数料を差し引いた金額が返金されます。
クレジットカードまたはデビットカードでの受け取り

クレジットカードまたはデビットカードでの還付は、カードの引き落とし口座に1〜3ヶ月程度で払い戻されます。
フランス旅行に必須の通信手段

フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。
設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。
また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFi のWi-Fiルーター

フランス専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。
フランス専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。
またフランスを含む複数国へご渡航をお考えの方には、イタリア・スペイン・ドイツなどのヨーロッパ53ヶ国で完全定額のお得な「ヨーロッパ周遊プラン」もおすすめです。
Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!


フランス向けeSIM

eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!
eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。
オンラインでモバイルプランを契約して即日開通!
面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人や初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。
データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。
eSIM対応のiPhoneやAndroidスマートフォンをお持ちなら、日本にいる間に契約して、フランスに着いた瞬間から通信できるeSIMが断然おすすめです!
SakuraがおすすめするeSIMは、Holafly(オラフライ)とWorld eSIM(ワールドイーシム)の2社。
それぞれに特徴があるので、目的に合った通信手段をお選びください。
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まとめ
免税手続きはとても簡単なので、フランスでショッピングを楽しんだら、忘れずに手続きをすることをおすすめします。
フランスの免税制度を上手に活用して、お得にお買い物を楽しくんでください!