2025年1月1日より、パリ及びイル・ド・フランス地域圏の公共交通機関の料金制度が大きく変わります。
今まで複雑で分かりにくかった料金制度が見直され、イル・ド・フランス全域で一律料金となります。
今回は、その新しい料金システムについて詳しくご紹介していきます。
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チケットの種類
メトロ、RER(ゾーン1)、バス、トラム、モンマルトルのケーブルカーで利用できた共通のチケット「Ticket t+」が廃止され、それに代わって3種類のチケットが導入されます。
・Ticket Métro Train RER(メトロ・国鉄電車・RER共通チケット)
・Ticket Bus Tram(バス・トラム共通チケット)
・Ticket Paris Région⇄Aéroports(パリ⇄空港間チケット)
【廃止されるチケット】
・Ticket t+:メトロ・RER・バス・トラムの共通チケット
・Navigo Jeunes Week-end:若者向け週末乗車券
・Ticket Paris Orly:オルリー空港チケット
・Paris-CDG:シャルル・ド・ゴール空港チケット
・Carnet(カルネ):10枚綴りの回数券
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Ticket Métro Train RER(メトロ・国鉄電車・RER共通チケット)
Ticket Métro Train RERは、パリとイル・ド・フランス地域圏のメトロ・国鉄電車・RERの全路線で利用できます。
これまでゾーン(1〜5)ごとに設定されていた運賃は、空港ゾーンを除くイル・ド・フランス全域で一律料金となります。
※バス・トラムにはご利用できません。
注意メトロからバス(トラム)に乗り換える場合、新たにバス・トラム共通チケットを購入する必要があります。
購入枚数による割引はありません。
モンマルトルのケーブルカーもこちらのチケットで乗ることができますが、乗り継ぎには追加チケットが必要です。
Ticket Bus Tram(バス・トラム共通チケット)
Ticket Bus Tramは、パリ⇄空港間を除くパリとイル・ド・フランス地域圏のバス・トラムの全路線で利用できます。
※メトロ・国鉄電車・RERにはご利用できません。
注意バス(トラム)からメトロに乗り換える場合は、新たにメトロ・国鉄電車・RER共通チケットを購入する必要があります。
購入枚数による割引はありません。
Ticket Paris Région⇄Aéroports(パリ⇄空港間チケット)
パリ⇄シャルル・ド・ゴール空港、及びパリ⇄オルリー空港間のチケットです。
有効時間内であれば、パリとイル・ド・フランス全域のメトロ・国鉄電車・RER・ケーブルカーでも利用することができます。
改正前 | 改正後 | |
ロワシーバス | 16.60€ | 13€ |
RER B線 | 11.80€ | 13€ |
オルリーバス | 11.50 | 13€ |
メトロ(14号線) | 10.30€ | 13€ |
Ticket t+とCarnet(10枚綴りの回数券)の有効期限
すでに購入済みのTicket t+やCarnetは、2025年12月31日まで利用可能です。
但し、新しい料金システムの適応外となっており、利用条件と範囲が異なりますのでご注意ください。
パリ市内のメトロ・RER・バス・トラム・ケーブルカーで利用可能
国鉄電車を含むイル・ド・フランス全域での利用は不可
旅行者向け!おすすめ乗り放題チケット
2025年1月1日以降、旅行者におすすめの乗り放題乗車券「Paris Visite(パリ・ヴィジット)」と「Navigo Jour(ナヴィゴ・ジュール)」も新しくなります。
26歳未満の方が対象で、土・日・祝日に利用できる1日乗り放題乗車券「Navigo Jeunes Week-end(ナヴィゴ・ジュンヌ・ウィークエンド)」は廃止されます。
Paris Visite(パリ・ヴィジット)
パリに数日間滞在する方におすすめの「Paris Visite」。
これまではゾーン(1〜5)と日数に応じて料金が設定されていましたが、今後は空港エリアを含むイル・ド・フランス全域、及びあらゆる交通手段での無制限の移動が可能となります。
大人 | 子供(4〜9歳) | |
1日券 | 29.90€ | 14.95€ |
2日券 | 44.45€ | 22.20€ |
3日券 | 62.30€ | 31.15€ |
5日券 | 76.25€ | 38.10€ |
Navigo Jour(ナヴィゴ・ジュール)
1日乗り放題乗車券の「Navigo Jour」。
こちらもゾーンが廃止され、イル・ド・フランス全域でロワシーバス、オルリーバス、オルリーヴァル線を除くすべての交通手段で移動が可能となります。
料金は12€で、子供料金はありません。
チケットの購入方法
チケットは各駅の自動券売機、またはモバイルアプリ「Bonjour RATP」で簡単に購入することができます。
交通系ICカードのNavigo Easy(ナヴィゴ・イージー)をご利用の場合、窓口でNavigo Easyカード(2€)を購入し、目的に合ったチケットをチャージしてください。
※新しいチケットをチャージする場合、2024年までに購入した古いチケットを全て使い切る必要があります。
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パリ在住者向け!おすすめのPasse Navigo(パス・ナヴィゴ)
今回の料金制度の見直しは、旅行者や遠方からの利用者(特にRERとトランシリアンの利用者)にとって朗報です。
ただパリ市内の移動に限れば、運賃が2.15€から2.50€に引き上げられ、さらに1回あたり1.73€だった10枚綴りの切符が廃止され、利用者にとって大きな痛手となります。
そこで注目したいのが「Passe Navigo」。
利用頻度に応じたパスがあるので、上手に活用することをおすすめします!
Forfait Navigo Semaine/Forfait Navigo Mois
公共交通機関の利用回数の多い方には、
- Forfait Navigo Semaine(フォルフェ・ナヴィゴ・スメーヌ):週単位の定期券
- Forfait Navigo Mois(フォルフェ・ナヴィゴ・モワ):月単位の定期券
がおすすめです。
どちらも事前登録が必要で、公式サイトからオンラインで簡単に申し込むことができます。
Forfait Navigo Semaineのお申し込みはこちらから
Forfait Navigo Moisのお申し込みはこちらから
Navigo Liberté+(ナヴィゴ・リベルテ+)
利用回数の少ない方には、「Navigo Liberté+」がおすすめです。
メトロ・国鉄電車・RER が1.99€、バス・トラムが1.6€で乗車することができます。
1日の上限額が12€と決まっており、それを超えた場合は追加料金がかかりません。
事前登録が必要で、使った分だけ月末に合計が計算され、翌月の月初めに請求されます。
公式サイトからオンラインで申し込むことができます。
申し込みの際、銀行口座の詳細(RIB)と証明写真が必要です。
フランス旅行に必須の通信手段
フランス旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
フランスでスマートフォンを使うには、渡航前にフランスで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能。
設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。
また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFiのWi-Fiルーター
フランス専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。
フランス専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。
またフランスを含む複数国へご渡航をお考えの方には、イタリア・スペイン・ドイツなどのヨーロッパ53ヶ国で完全定額のお得な「ヨーロッパ周遊プラン」もおすすめです。
Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!
フランス向けeSIM
eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!
eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。
オンラインでモバイルプランを契約して即日開通!
面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人や初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。
データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。
eSIM対応のiPhoneやAndroidスマートフォンをお持ちなら、日本にいる間に契約して、フランスに着いた瞬間から通信できるeSIMが断然おすすめです!
SakuraがおすすめするeSIMは、Holafly(オラフライ)とWorld eSIM(ワールドイーシム)の2社。
それぞれに特徴があるので、目的に合った通信手段をお選びください。
特徴 | ・データ通信が使い放題 ・24時間サポートが受けられる | ・日本の上場企業が提供するeSIM ・テザリング*が可能 |
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まとめ
パリの新しい公共交通機関の料金システムは、シンプルな一律料金です。
ヴェルサイユ宮殿などパリ郊外の観光地へ訪れる方には朗報で、これまでよりもお得に!
ただパリ市内の移動に限れば、これまでよりも料金が高くなるため、旅行者向けの乗り放題チケット「Paris Visite」や「Navigo Jour」を上手に活用することをおすすめします。