フランス北部、オワーズ県にある小さな村「Gerberoy」。
石畳の路地に可愛らしい木骨組みやレンガ造りの家々が並び、春から夏にかけては、バラが街を彩ります。
「バラの街」とも呼ばれるジェルブロワは、「フランスの最も美しい村」のひとつ。
画家アンリ・ル・シダネルが愛した庭園や歴史ある教会など、花だけではない魅力も楽しめます。
この記事では、ジェルブロワの見どころ、バラの見頃、パリからのアクセス、おすすめ散策コースをご紹介します。
花々に彩られた可愛らしい村をゆっくり歩いてみませんか?
ジェルブロワはどんな村?

ジェルブロワは、フランス北部のオワーズ県にある小さな村です。
パリから約100km、ノルマンディー地方との境界に近い場所にあり、「フランスの最も美しい村(Les Plus Beaux Villages de France)」のひとつに認定されています。
石畳の路地には、木骨組みやレンガ造りの可愛らしい家々が並び、春から夏にかけてはバラや藤、紫陽花などの花が街を彩ります。
特に、家々の壁や窓辺を飾るバラが美しく、ジェルブロワは「バラの街(la ville des roses)」として知られています。
また、画家Henri Le Sidanerゆかりの庭園や歴史ある教会など、花だけではない見どころもあります。
小さな村なので、主要な見どころを巡るだけでなく、石畳の路地を歩きながら、花に彩られた街並みをゆっくり楽しむのがおすすめです。
\安心&快適な旅をサポート/
海外航空券の予約ならHIS
豊富な品揃えの海外航空券
手配手数料も断然お得!
HIS現地支店が24時間日本語でサポート
ジェルブロワが「バラの村」と呼ばれる理由

ジェルブロワの街並みを眺めながら歩いていると、家の壁や門、窓辺など、至るところで美しいバラを目にします。
その景観づくりに大きな役割を果たしたのが、画家アンリ・ル・シダネルです。
1901年にジェルブロワを訪れたル・シダネルは、石畳の路地や古い家々が残る村の美しさに魅了され、家を購入して庭園を造りました。
庭には多くのバラを植え、さらに村の住民にもバラを植えることを勧めたことから、少しずつ花に彩られた街並みが広がっていきました。
こうしてジェルブロワには、古い家々と花々が調和した美しい景観が育まれ、「バラの街」として知られるようになりました。
\海外旅行におすすめのクレジットカード/
=クレジットカード最強コンビ=
エポスカード✖️JCBカード
入会金・年会費永年無料
海外旅行損害保険が利用付帯
もしものトラブルの時も安心!
24時間対応の日本語サポートデスク◎
アンリ・ル・シダネルとジェルブロワ

アンリ・ル・シダネルは、19世紀末から20世紀前半にかけて活躍したフランスの画家です。
1901年、ボーヴェ滞在中にジェルブロワを訪れたル・シダネルは、石畳の路地や木骨組みの家々、静かな村の雰囲気に魅了されました。
その後、村に家を購入し、自宅の周囲に庭園を造り始めます。
庭園にはバラ園や白い庭などが設けられ、花々や木々、テラスなどを組み合わせた「絵になる庭」として整えられました。
ル・シダネルは、この庭園やジェルブロワの街並みを作品にも描いています。
現在、その庭園は「アンリ・ル・シダネル庭園」として公開され、ジェルブロワを代表する観光スポットのひとつとなっています。
ジェルブロワのバラの見頃はいつ?

ジェルブロワを訪れるなら、バラが咲く春から夏がおすすめです。
特にバラを目当てに訪れるなら、5月下旬~6月頃が狙い目。
この時期は、家々の壁や窓辺を彩るバラを楽しめます。
毎年6月の第1日曜日には、バラ祭り(Fête des Roses)が開催されます。
村がバラに彩られる中、バラの生産者や園芸関係者の出店、音楽やパレードなど、さまざまなイベントが行われるジェルブロワを代表するお祭りです。
ジェルブロワ観光の見どころ5選

中世の面影を残すジェルブロワには、かつて城壁に囲まれた要塞都市として栄えた歴史があります。
現在も石畳の路地や古い家々、城壁の名残などが残されており、村を歩いていると、長い歴史を重ねてきたジェルブロワの面影を感じることができます。
観光スポットを次々に巡るというより、美しい街並みを歩きながら、庭園や教会、城壁跡などゆっくりを楽しむのが、ジェルブロワならではの過ごし方です。
バラに彩られた石畳の街並み

ジェルブロワを訪れたら、まず楽しみたいのが村そのもの。
石畳の細い路地に、木骨組みやレンガ造りの家々が並び、窓辺や壁には花々が飾られています。
春から夏にかけては、バラが古い家々を彩り、まるで絵画の中を歩いているような風景が広がります。
決まった観光スポットだけを目指すのではなく、気になる路地を見つけたら、ゆっくり歩いてみてください。
アンリ・ル・シダネル庭園


ジェルブロワ観光でぜひ訪れたいのが、アンリ・ル・シダネル庭園(Jardins Henri Le Sidaner)です。
画家アンリ・ル・シダネルが、かつての果樹園を少しずつ庭園へと造り変えたもので、約4,000㎡の敷地に、バラ園やテラス、ペルゴラ、彫像などが配置されています。


庭園は斜面に沿って3つのエリアに分かれ、それぞれ異なる表情を楽しめます。
バラや草木、建築的な装飾などが美しく調和し、ル・シダネルが「絵になる庭」として造り上げた世界を感じられる空間です。
ジェルブロワまで来たら、街並みを歩くだけでなく、ぜひ時間を取って訪れたい庭園です。
サン・ピエール参事会教会


ジェルブロワの旧城跡に建つサン・ピエール参事会教会(Collégiale Saint-Pierre)は、11世紀に創建されました。
1419年に火災で焼失し、15世紀に再建されました。
現在の教会には、木造天井の身廊やステンドグラス、オービュッソンのタペストリー、15世紀の参事会員席などが残されています。
静かな堂内に足を踏み入れると、ジェルブロワが歩んできた長い歴史を感じることができます。
街並みを散策する途中に、ぜひ立ち寄ってみたい場所です。
城壁と城跡


ジェルブロワには、かつて城塞が築かれていました。
現在、城そのものは残っていませんが、旧要塞の跡や城壁の一部を見ることができます。
かつての城壁沿いには木々に囲まれた遊歩道が整備され、歩きながら村の街並みや周囲の景色を楽しめます。
美しいバラの村という印象だけでなく、こうした城壁や城跡に触れることで、かつて要塞都市だったジェルブロワの歴史も感じることができます。
メゾン・ブルー

ジェルブロワの街歩きで目を引くのが、青い外観が印象的なMaison Bleue。
1691年に建てられた木骨組みの家で、ジェルブロワを代表する景観のひとつです。
画家アンリ・ル・シダネルもこの家を何度も描いています。
石畳の路地と古い家々、そして花々に囲まれた姿は、ジェルブロワらしい一枚を撮影できるフォトスポット。
街歩きの途中で、ぜひ立ち止まって眺めてみてください。
門塔


メゾン・ブルーのすぐ近くにあるのが、かつての城の入口だった門塔(Tour Porte)です。
石造りの門塔をくぐると、古い家々が並ぶ路地へと続き、まるで昔の城塞都市に入り込んだような雰囲気を感じられます。
この先にはアンリ・ル・シダネル庭園へ続く道もあり、ジェルブロワの歴史を感じながら散策を楽しめる場所です。
メゾン・ブルーとあわせて、ぜひ立ち止まって眺めてみてください。
ジャルダン・デ・イフ

花や庭園が好きな方には、Jardin des Ifsも見逃せません。
18世紀の面影を残す邸宅に併設された歴史ある庭園で、350年以上にわたって剪定されてきた巨大なイチイの木々が見どころです。
フランスの「Jardin Remarquable(注目すべき庭園)」にも認定されています。
庭園は5月1日~8月31日の期間限定で公開されています。
アンリ・ル・シダネル庭園とはまた違った、趣のある庭園を楽しんでみてください。
ジェルブロワおすすめ散策コース

ジェルブロワは、徒歩でゆっくり散策するのがおすすめです。
特に初めて訪れるなら、次のルートで歩くと、街並み・歴史・バラ・庭園をバランスよく楽しめます。
【おすすめ散策ルート】
無料駐車場
↓
メゾン・ブルー
↓
門塔
↓
サン・ピエール参事会教会
↓
石畳の路地を散策
↓
城壁・旧城塞跡
↓
アンリ・ル・シダネル庭園
↓
ジェルブロワの街並みを散策
↓
カフェやレストランで休憩
まずは村の中心部へ向かい、メゾン・ブルーや門塔を見ながら、石畳の路地をゆっくり歩きます。
その後、サン・ピエール参事会教会へ立ち寄り、城壁方面へ。
旧城塞跡を歩きながら、アンリ・ル・シダネル庭園を訪れます。
庭園を楽しんだあとは、時間に余裕を持って、気になる路地や花に彩られた家々を眺めながら、村を自由に散策してみましょう。
ジェルブロワは小さな村だからこそ、予定を詰め込みすぎず、気の向くまま歩くことがこの村を楽しむコツです。
ジェルブロワ観光に必要な時間は?

ジェルブロワは、主要な見どころを歩いて巡るだけなら、半日程度でも楽しめる小さな村です。
ただし、アンリ・ル・シダネル庭園やジャルダン・デ・イフを見学したり、カフェやレストランでゆっくり過ごしたりするなら、半日〜1日程度を見ておくと安心です。
特にバラの季節は、街並みそのものが見どころ。
花に彩られた家々を眺めたり、写真を撮ったりしながら歩いていると、つい時間を忘れてしまいます。
パリから日帰りで訪れる場合は、ジェルブロワだけを目的地にして、時間に余裕を持ってゆっくり散策するプランがおすすめです。
ジェルブロワへの行き方
ジェルブロワへは、電車+バス、または車でアクセスできます。
\日本語で簡単予約!/
フランス交通を予約するならOmio
交通機関を一括比較・検索
日本語対応・日本円での支払いが可能
電車+バスで行く場合
パリから公共交通機関で訪れる場合は、まずボーヴェ(Beauvais)まで列車で移動し、そこからバス612番に乗り換えます。
パリの北駅(Gare du Nord)からボーヴェ駅下車
ボーヴェ駅からバス612番に乗り、ジェルブロワ下車
パリ北駅からボーヴェ駅までは、TER(フランス国鉄SNCFの快速列車)で約1時間20分。
ボーヴェ駅からジェルブロワまでは、バスで30分〜40分です。
ただし、バスの運行本数が少ないため、往復の時刻を事前に確認しておきましょう。
車(レンタカー)で行く場合
パリからジェルブロワまでは、車で約1時間30分~2時間が目安です。
パリからはA16を利用してボーヴェ方面へ向かい、その後、D901、D133、D930などを経由してジェルブロワへアクセスします。
村の入口には無料駐車場があります。
また、4月~9月は村内への駐車が禁止されているため、入口の指定駐車場を利用しましょう。
ジェルブロワは公共交通機関でも訪れることができますが、周辺の観光地とあわせて巡るなら、レンタカーの方が自由度が高く便利です。
ジェルブロワ周辺を巡るなら、レンタカーが便利です。
ジェルブロワ周辺には、公共交通機関だけではアクセスしにくい場所もあるため、車なら時間を気にせず、気になる村や観光スポットを自由に巡ることができます。
フランスでレンタカーを利用する場合は、必要な運転免許証や書類を日本出発前に準備しておきましょう。
レンタカー会社によって利用条件が異なるため、予約前に必要書類や年齢条件、保険内容などを確認しておくと安心です。
料金や保険内容を比較して、自分に合ったレンタカープランを探してみましょう。
ジェルブロワ観光のベストシーズン

ジェルブロワを訪れるなら、特におすすめなのが春から夏にかけてです。
〈5月~6月〉バラが美しいベストシーズン


ジェルブロワの魅力を存分に楽しみたいなら、5月下旬~6月頃がおすすめです。
家々の壁や窓辺をバラが彩り、花に包まれた美しい街並みを楽しめます。
特に6月初旬にはバラ祭りも開催され、村が華やかな雰囲気に包まれます。
〈7月~8月〉花々を楽しみながら散策

夏になると、バラだけでなく、藤や紫陽花などの花々も楽しめます。
花に彩られた家々を眺めながら、石畳の路地をのんびり歩くのにぴったりの季節です。
〈秋~冬〉静かな村を楽しむ
秋から冬にかけては、バラの花が咲く春夏とは違った静かなジェルブロワの風景を楽しめます。
観光客も比較的少ないため、石畳の路地や歴史ある建物をゆっくり眺めながら、落ち着いて散策したい方にもおすすめです。
ただし、アンリ・ル・シダネル庭園などの庭園は、季節によって開園期間が限られています。
訪問前に開園日や時間を確認しておきましょう。
ジェルブロワ観光で知っておきたいこと
歩きやすい靴がおすすめ
ジェルブロワには、石畳の路地や坂道があります。
特にアンリ・ル・シダネル庭園など傾斜のある場所があるため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。
バラは個人宅のものもあります
ジェルブロワの魅力は、観光施設だけではありません。
村の家々に咲くバラも大きな見どころです。
ただし、個人宅の敷地も多いため、写真を撮る際は敷地内に入らず、静かに楽しみましょう。
庭園の開園日は事前に確認
アンリ・ル・シダネル庭園やジャルダン・デ・イフなどは、季節によって開園期間が異なります。
特に庭園を訪れることを目的にしている場合は、旅行前に公式サイトで最新の開園日や時間を確認しておくと安心です。
ジェルブロワのお土産


ジェルブロワを訪れたら、「バラの街」ならではのお土産も探してみましょう。
お土産屋さんは特にありませんが、観光案内所(Office de Tourisme)では、バラを使ったさまざまなお土産が販売されています。
バラの石鹸や化粧品、香水、キャンディなどのほか、特産のバラのジャムも購入できます。
旅の思い出や、家族や友人へのお土産にもぴったりです。
ジェルブロワを訪れた際は、街並みや庭園を楽しんだあと、観光案内所にも立ち寄って、バラの街ならではのお土産を探してみてください。
ジェルブロワはどんな方におすすめ?
ジェルブロワは、次のような方におすすめです。
- 「フランスの最も美しい村」を訪れてみたい
- バラや庭園が好き
- 可愛らしい街並みを歩いて楽しみたい
- パリから日帰りで小さな村を訪れたい
- 花に彩られた風景を写真に残したい
- 大都市とは違った静かなフランスの雰囲気を楽しみたい
- アンリ・ル・シダネルの絵画や庭園に興味がある
特に、花の季節にフランスの小さな村をゆっくり歩いてみたい方にはぴったりの場所です。
バラに彩られた家々や石畳の路地、歴史ある教会や庭園などを眺めながら、時間を忘れて散策を楽しんでみてください。
まとめ
ジェルブロワは、石畳の路地と17~18世紀の古い家々、そしてバラに彩られた街並みが美しい「バラの街」です。
「フランスの最も美しい村」のひとつに認定されているだけでなく、アンリ・ル・シダネルが愛した庭園や歴史ある教会、城壁跡など、花以外にも見どころがあります。
特におすすめなのは、バラが美しい5月下旬~6月頃。
石畳の路地を歩き、花に彩られた家々を眺め、アンリ・ル・シダネル庭園を訪れる。
そんなゆったりとした時間を楽しめることが、ジェルブロワの魅力です。
パリから少し足を延ばして、ジェルブロワをゆっくり訪れてみてはいかがでしょうか。


