太陽と海に育まれたソレント半島は、カンパーニア州のリゾート地として人気のエリアです。
「世界一美しい海岸線」と称されるアマルフィ海岸があり、世界遺産にも登録されています。
今回は、アマルフィ海岸の中核となる街アマルフィの魅力をたっぷりとご紹介していきます。
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アマルフィ(Amalfi)とは
イタリア南部ソレント半島の南側に位置するアマルフィは、独自の景観を持つ美しい街です。
アマルフィ海岸の断崖絶壁に築かれた街で、中世には地中海貿易で繁栄しました。
海洋都市国家として発展したアマルフィ公国(共和国)は、ヴェネツィア共和国やジェノバ共和国にその座を奪われるまで、地中海貿易の中心地として重要な役割を担いました。
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アマルフィ海岸(Costa d’Amalfi)
アマルフィ海岸とは、ソレントからサレルノまでの全長40kmの海岸線で、波の侵食によって形成されました。
「世界一美しい海岸線」と称され、断崖絶壁と海が織り成す光景は圧巻です。
アマルフィ海岸には、宝石のような素敵な街がたくさん点在し、カラフルな街並みとコバルトブルーの海とのコントラストは息を呑む美しさです。
アマルフィの基本情報
住所 | 84011 Amalfi SA 地図 |
アマルフィの行き方
日本からアマルフィへ行く場合、アルマフィに一番近い中継都市はナポリになります。
ナポリ・カポディキーノ空港へは、日本からの直行便がないため、イタリアの主要空港またはヨーロッパ主要都市からの乗り継ぎが必要です。
ナポリからアマルフィへは、鉄道・バス・フェリーを乗り継いで行きます。
アマルフィへの行き方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ナポリ・カポディキーノ空港から行く場合
【カポディキーノ空港→ソレント→アマルフィ】
アマルフィ観光にはレンタカーがおすすめ
アマルフィ観光には車があると便利です!
アマルフィ海岸沿いには素敵な街が点在しており、車があれば気軽に訪れることができます。
ただしアマルフィ海岸の道路は狭く、急なカーブが多いため、海外で運転経験のある方におすすめします。
イタリアでレンタカーを利用するには、事前に国際免許証の取得が必要です。
日本出発前に準備しておきましょう!
レンタカーはイタリアの窓口で直接レンタルするよりも、事前に日本で予約したほうが保険も組み込まれたお得なプランがあります。
アマルフィのベストシーズン
アマルフィは穏やかな地中海性気候で、夏は暑く、冬は比較的温暖です。
日本に比べて湿度が低いため、夏は気温の割に涼しく感じますが、30℃を超えることもあり、熱中症対策が必要です。
アマルフィの観光シーズンは4月から10月まで。
その以外の時期は、観光客向けのレストランやホテルなどが閉まり、閑散とした雰囲気になります。
そのため、アマルフィ旅行におすすめのシーズンは春と秋。
どちらの時期も観光客が多すぎず、ゆったりとした時間を過ごせます。
夏も人気の季節ですが、世界中から観光客が押し寄せるため非常に混雑します。
航空券やホテルもこの時期が一番高くなります。
ハイシーズンにバスやタクシーなどを使って移動する場合には、渋滞に巻き込まれる可能性もありますので、時間に余裕を持って移動することをおすすめします。
アマルフィの見どころ
アマルフィはそぞろ歩きが楽しい街です。
狭い路地や小さな階段が多く、まるで迷路のよう。
小さな街なので迷うことはなく、街散策が楽しめます!
ドゥオーモ(Cattedrale di Sant’Andrea)
ドゥオーモは、街の守護聖人アンデレ(アンドレア)を祀った聖堂で、987年に建立されました。
イエス・キリストの十二使徒の1人である聖アンデレは、もともと漁師だったため、漁師の守護聖人でもあります。
聖アンデレは十字架に掛けられる際、イエスと同じ形では恐れ多いと拒み、X字型の十字架で殉教しました。
そのため正面扉の上に描かれた聖アンデレのモザイク画には、X字型の十字架と魚が描かれています。
その下のブロンズ製の扉は、1066年にコンスタンチノープルで鋳造されて運ばれてきたものです。
アマルフィは交易で栄えた街だけあって、ドゥオーモの建築には様々な文化の影響が見られます。
ロマネスク様式・バロック様式・ムーア様式と複数の建築様式が入り混じり、異国情緒が漂います。
ドゥオーモの見学は無料ですが、併設の「天使の回廊」「ドゥオーモ博物館」「地下礼拝堂」は有料になります。
天使の回廊は、13世紀に増築されたアラブ・ノルマン様式の美しい回廊です。
アマルフィ貴族の墓地になっています。
その回廊を進むと、ドゥオーモ博物館へとつながります。
中世の貴重な宝物が保管されており、見応えがあります。
地下礼拝堂には、聖アンデレの聖遺物が保管されています。
天井や壁に描かれた美しいフレスコ画は必見です!
マリーナ門
イタリア語で「ポルタ・マリーナ」とは海の門という意味で、アマルフィが栄えた中世時代は、このマリーナ門までが海でした。
マリーナ門の隣には、マヨリカ(マジョリカ)焼きのタイルでできた航海地図があります。
フラヴィオ・ジョイア広場(Piazza Flavio Gioia)
街の中心にはフラヴィオ・ジョイア広場があります。
フラヴィオ・ジョイアはアマルフィ出身の羅針盤を発明した人物です。
広場には、フラヴィオ・ジョイアの銅像も立っています。
紙の博物館(Museo Della Carta)
アマルフィの繁華街から少し外れたところに紙の博物館があります。
実はアマルフィは紙の産地として有名で、「アマルフィ紙」と呼ばれる手漉きの紙作りが伝統工芸になっています。
紙の原材料は綿で、アマルフィ紙はイタリアで最も上質な紙として知られています。
手漉き紙の技法は、イスラム文化圏から伝わり、アマルフィはヨーロッパで最初に広まった場所だといわれています。
製紙に欠かせない清流が豊富に流れるアマルフィは、紙作りに適し、瞬く間に手漉き紙の一大産地となりました。
かつてはたくさんあった製紙工場も現在は1件のみで、今も優しい風合いの紙が作られています。
アマルフィのおすすめドルチェ
レモンの産地で知られるアマルフィには、味わっておきたいドルチェがあります。
アマルフィ産のレモンをふんだんに使った「Delizia al limone(デリツィア・アル・リモーネ)」と「Santa Rosa(サンタ・ローザ)」です。
デリツィア・アル・リモーネは、レモ風味のクリームとカスタードクリームをスポンジでドーム型に包んだケーキです。
スポンジにはリモンチェッロが染み込まれていて、爽やかなレモンの風味が広がる贅沢な味わいです。
サンタ・ローザは、もともと守護聖人サンタ・ローザに捧げるためのお菓子でした。
起源はアマルフィ海岸のコンカ・デイ・マリーニ村にあるサンタ・ローザ修道院だといわれています。
長い年月の間にお菓子の形は少しずつ変化していき、現在はシュー生地にカスタードクリームとオレンジやチェリーの砂糖漬けがトッピンされています。
おすすめのパティスリーは、大聖堂のすぐ隣にある1830年創業の「Pansa Amalfi」です。
店内には美味しそうなお菓子がたくさん並べられており、すべて味見したいくらい!
アマルフィ特産品のリモンチェッロ(Limoncello)も販売しているので、お土産にどうぞ。
アマルフィ周辺の観光スポット
アマルフィ周辺には、セレブ御用達のポジターノや芸術家に愛されたラヴェッロ、長年の浸食作用でできたエメラルドの洞窟といった観光スポットが点在していますので、こちらへもぜひ足を延ばしてみてください!
ラヴェッロ(Ravallo)
ラヴェッロは、標高350mの切り立った断崖の上にある美しい街です。
世界遺産アマルフィ海岸を望む景勝地で、ドイツ人作曲家・指揮者のリヒャルト・ワーグナーが愛した街として知られています。
毎年夏にはワグナーの音楽祭が開かれ、夏の風物詩になっています。
その音楽祭の主舞台となるのがヴィラ・ルッフォロ(Villa Rufolo)です。
ワーグナーはこのヴィラに滞在し、ここで舞台劇「パルジファル」の第二幕を作曲したといわれています。
音楽祭の詳細は、こちらの公式ページで確認することができます。
ラヴェッロには、もう1つ美しいヴィラがあります。
イタリア貴族の邸宅として建てられたヴィラ・チンブローネ(Villa Cimbrone)で、現在は5つ星のホテルになっています。
美しい庭園を持ち、「インフィニティ・テラス」と名付けられたテラスには、胸像が並びます。
有料ですが一般公開されており、ラヴェッロを訪れたらぜひ訪れて欲しいスポットです!
ラヴェッロは、アマルフィからバスでアクセスすることができます。
アマルフィのフラヴィオ・ジョイア広場からラヴェッロ行きのバスが出ています。
所要時間は約30分。
タクシーで行く場合は約20分。
ポジターノ(Positano)
アマルフィの西側に位置するポジターノは、断崖絶壁をカラフルな家々で彩る美しい街です。
その色彩豊かな街並みは、世界中のセレブたちに愛され、小さな漁村は世界屈指の高級リゾート地となりました。
どこを切り取っても絵になる美景の街で、特に海から眺める景色は格別です!
またポジターノのリゾートファッションは世界中で人気を集めており、その中でもサンダルは特に有名です。
カスタムメイドのサンダル工房がたくさんありますので、旅の思い出にいかがでしょうか。
ポジターノは、アマルフィからバスまたはフェリーでアクセスすることができます。
バスで行くと約1時間もかかりますが、フェリーなら約15分で到着!
フェリーの運行期間は4月〜10月までなので、この期間中に訪れる方は、フェリーが断然おすすめです!
エメラルドの洞窟(Grotta dello Smeraldo)
エメラルドの洞窟は、アマルフィとポジターノの中間に位置し、長年の浸食作用でできた洞窟です。
まさに大自然の彫刻で、洞窟内に差し込む光が幻想的な世界を作り上げます。
海底10mまで透き通った海は、まるでエメラルドのように輝きを放っています。
手漕ぎのボートで10分程の見学です。
カプリ島の「青の洞窟」のように観光客でごった返すことはないので、穴場のスポットです!
住所:Via Smeraldo, 84010 Conca dei Marini SA
営業時間:10:00-16:30
イタリア旅行に必須の通信手段
イタリア旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
イタリアでスマートフォンを使うには、渡航前にイタリアで使えるよう通信手段を準備する必要があります。
通信手段はさまざまな方法がありますが、おすすめはWi-FiルーターのレンタルとeSIMの購入です。
どちらも料金設定が安く、オンラインの申し込みが可能です。
設定や操作も簡単で、現地到着後すぐに利用できます。
また困った際には、日本語で年中無休のカスタマーサポートを利用できるので安心です。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
グローバルWiFiのWi-Fiルーター
イタリア専用のWiFiルーターをレンタルするならグローバルWiFiがおすすめです。
イタリア専用のWiFiルーターを出国前にレンタルし、現地で電源を入れてSSIDのパスワードを入力するだけですぐにインターネットが使えるようになります。
Wi-Fiルーターは、スマートフォンやパソコン、タブレットなど複数の端末で利用できるほか、家族や友人など複数人でも共有することができます。
またイタリアを含む複数国へご渡航をお考えの方には、フランス・スペイン・ドイツなどのヨーロッパ53ヶ国で完全定額のお得な「ヨーロッパ周遊プラン」もおすすめです。
Wi-Fiルーターはバッテリーの持ちが悪いので、万が一に備えてどこでも充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
モバイルバッテリーは、Wi-Fiルーターだけでなく、スマートフォン、タブレット、デジカメなどさまざまな機器の充電切れ対策にとても重宝します!
イタリア向けeSIM
eSIMは Sakuraイチオシの通信手段です!
eSIMは、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれたSIMの情報を現地のSIM情報に書き換えることで通話や通信ができるようになります。
オンラインでモバイルプランを契約して即日開通!
面倒な手続きがなく、初めて海外に行く人や初めてeSIMを使う人でも簡単に設定ができます。
データ無制限なので、データ通信量を気にせず安心してインターネットが使えます。
eSIM対応のiPhoneやAndroidスマートフォンをお持ちなら、日本にいる間に契約して、イタリアに着いた瞬間から通信できるeSIMが断然おすすめです!
SakuraがおすすめするeSIMは、Holafly(オラフライ)とWorld eSIM(ワールドイーシム)の2社。
それぞれに特徴があるので、目的に合った通信手段をお選びください。
特徴 | ・データ通信が使い放題 ・24時間サポートが受けられる | ・日本の上場企業が提供するeSIM ・テザリング*が可能 |
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まとめ
アマルフィは、アマルフィ海岸観光の拠点となる街です。
切り立った断崖の上に街が築かれ、周辺にはレモンの段々畑が広がり、ダイナミックな景観を楽しむことができます。
アマルフィのお土産には、特産のレモンで作られたリモンチェッロがおすすめ!
お時間に余裕のある方は、ぜひ近隣の街にも足を延ばしてみてください。