ピサと聞いて真っ先に思い浮かべるのが、ピサの斜塔ではないでしょうか。
「奇跡の広場」と呼ばれるドゥオーモ広場には、傾いた白い大理石造りの美しい斜塔がそびえ立ちます。
この記事では、世界でも珍しい傾斜した建築物「ピサの斜塔」について詳しく解説していきます。
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ピサの斜塔(Campanile di Pisa)とは
ピサはイタリア中部トスカーナ州にある街です。
「奇跡の広場」と呼ばれるドゥオーモ広場には、ピサの主要なモニュメントが集まります。
その中でも一際目立つのが、ピサの斜塔です。
ピサは中世に海運都市として栄え、1063年のパレルモ沖海戦を記念して建てられたドゥオーモ付属の鐘楼で、8階建ての白い大理石の建物です。
1173年に着工されましたが、地盤沈下のため工事が中断しました。
1272年に建設が再開され、傾きの補正を試みましたが修正できず、中心軸をずらすなどの工夫を凝らして14世紀に完成しました。
その後、傾きが増大し、崩壊の危険性もあったため、1990年から2001年にかけて大規模工事が行われ、現在の傾斜は3.99度になっています。
1987年、ピサの斜塔はドゥオーモ(大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、カンポサイト(納骨堂)と共に「ピサのドゥオーモ広場」として世界遺産に登録されました。
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ピサの斜塔の基本情報
住所 | Piazza del Duomo, 56126 Pisa PI 地図 |
公式HP | https://www.opapisa.it/en/ |
営業時間
【ピサの斜塔(鐘楼)】
〈7・8月〉9:00~22:00
〈9・10月〉9:00~20:00
〈11月〉9:00~19:00
〈12月〉9:00~18:00
〈2025年1月〉9:00~19:00
〈2025年2月〉9:00~18:00
〈2025年3月〉9:00~19:00
【ドゥオーモ(ピサ大聖堂)】
〈7〜10月〉10:00~20:00
〈11月〉10:00~19:00
〈12月〉10:00~18:00
〈2025年1月〉10:00~19:00
〈2025年2月〉10:00~18:00
〈2025年3月〉10:00~19:00
【サン・ジョヴァンニ洗礼堂】
〈7〜10月〉9:00~20:00
〈11月〉9:00~19:00
〈12月〉9:00~18:00
〈2025年1月〉9:00~19:00
〈2025年2月〉9:00~18:00
〈2025年3月〉9:00~19:00
【カンポサイト(納骨堂)】
〈7〜10月〉9:00~20:00
〈11月〉9:00~19:00
〈12月〉9:00~18:00
〈2025年1月〉9:00~19:00
〈2025年2月〉9:00~18:00
〈2025年3月〉9:00~19:00
【シノーピエ美術館】
〈7〜10月〉9:00~20:00
〈11月〉9:00~19:00
〈12月〉9:00~18:00
〈2025年1月〉9:00~19:00
〈2025年2月〉9:00~18:00
〈2025年3月〉9:00~19:00
【ドゥオーモ・オペラ美術館】
〈7〜10月〉9:00~20:00
〈11月〉9:00~19:00
〈12月〉9:00~18:00
〈2025年1月〉9:00~19:00
〈2025年2月〉9:00~18:00
〈2025年3月〉9:00~19:00
定休日
なし
料金
ピサの斜塔は単独のチケットはありません。
ドゥオーモや洗礼堂、美術館と共通のチケットになっており、いくつかの種類があります。
ドゥオーモの見学は無料です。
ドゥオーモのみ見学したい場合は、チケット売り場で無料の入場チケットを発行してもらう必要があります。
以下のチケットを購入した方は、そのチケットでドゥオーモに入場することができます。
【Complete+Tower】
ピサの斜塔を含む7つの施設 27€
【Complete】
6つの施設(ピサの斜塔は含まない)11€
【Cathedral+Tower+Exhibition】
大聖堂+ピサの斜塔+展示会 20€
【Cathedral+Baptistery】
大聖堂+サン・ジョヴァンニ洗礼堂 8€
【Cathedral+Camposanto】
大聖堂+カンポサイト 8€
【Cathedral+Opera Museum】
大聖堂+ドゥオーモ・オペラ美術館 8€
【Cathedral+Sinopie Museum】
大聖堂+シノーピエ美術館 8€
【Cathedral+Exhibition】
大聖堂+展示会 8€
11歳未満無料
チケットの購入方法
ピサの斜塔はピサの人気観光名所であるため大変混雑します。
入場制限があり、チケットは日時指定の予約が必要です。
チケットは公式サイトやオプショナルツアーサイトで購入することができます。
空きがあれば、現地で当日券の購入もできますが、確実に入場したい方は、事前予約をすることをおすすめします。
*ピサの公式サイトで購入(英語・イタリア語)
*GetYourGuideでオンライン購入(日本語)
*Tiqetsでオンライン購入(日本語)
*現地で購入
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ピサの斜塔の行き方
ピサの斜塔の最寄り駅は、ピサ中央駅(Pisa Central)またはピサ・サン・ローレ(Pisa San Rossore)駅になります。
- ピサ中央駅から行く場合、徒歩25分
- ピサ・サン・ローレ駅から行く場合、徒歩10分
ピサの斜塔の入場方法
人数制限があり、各時間の人数は最大40人まで。
係員の案内で、約30分間の見学となります。
18歳以下の子供は大人の同伴が必要です。
貴重品以外の手荷物は、見学前にクロークに預ける必要があります。
予約時間に遅れると、チケットは無効となりますのでご注意ください。
入り口でセキュリティチェックがあります。
大理石の階段は擦り減って滑りやすいため、滑りにくい履き慣れた靴で行くことをおすすめします。
またドゥオーモへ入場の際は、祈りの場所にふさわしい服装を心掛けましょう。
ピサの斜塔の所要時間
ピサの斜塔の所要時間は30分程度です。
ドゥオーモやサン・ジョヴァンニ洗礼堂、カンポサイト、美術館なども併せて見学する場合には、1時間〜2時間30分程余裕を持っておきましょう。
ピサの斜塔の見どころ
ピサの見どころは、海運都市として栄えた時代に建てられた歴史的建造物群です!
ドゥオーモ広場には、四大建築の「ドゥオーモ(大聖堂)」「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」「カンポサイト(納骨堂)」、そしてピサの斜塔で有名な「鐘楼」が集まります。
ドゥオーモ広場は「奇跡の広場」とも呼ばれ、広場を囲むように建造物が建ち並んでいます。
これらは「ピサのドゥオーモ広場」として世界遺産に登録されています。
ドゥオーモの東側に建つ「ピサの斜塔」は、大聖堂に付属した鐘楼ですが、ピサで一番の見どころになっています。
ピサの斜塔(鐘楼)
ピサの斜塔はピサ大聖堂(ドゥオーモ)に付属した鐘楼で、イタリア人建築家ボナンノ・ピサーノによって手がけられました。
鐘楼は白大理石を用いた8階建ての円筒形で、南に向かって傾いています。
1173年に着工しましたが、3階部分までできあがった1185年から地盤沈下が始まり、工事は一時中断されました。
1272年に建設が再開され、傾きの補正を試みましたが、結局修正できず、中心軸をずらすなどの工夫を凝らして14世紀に完成しました。
その後、傾きが5.5度にまで増大し、崩壊の危険性もあったため、1990年から2001年にかけて大規模工事が行われ、現在の傾斜は3.99度と緩やかになりました。
改修工事により構造が強化されたおかげで、ピサの斜塔に再び入場することができるようになりました。
中に入ると、実際にその傾きを体感することができます!
屋上へは251段の螺旋階段を上がります。
平衡感覚が失われるため、慌てずに上りましょう。
また階段は狭く滑りやすいので、ヒールやサンダルは避け、滑りにくい履き慣れた靴で行くことをおすすめします。
屋上からはピサの街並みを一望することができます。
鐘楼の最上階には7つの鐘があり、バランスが取れるようそれぞれ重さの異なる鐘が配置されています。
傾きへの影響を考慮して、鐘は鳴らさず、スピーカーで鐘の音を鳴らしています。
ガリレオ・ガリレイの落下実験とピサの斜塔の関係は?
物理学者・天文学者のガリレオ・ガリレイは、1564年にイタリアのピサに生まれました。
重い物体も軽い物体も同時に落下することを証明しようと、ピサの斜塔の上から落下実験を行ったというエピソードは有名ですが、実際のところ定かではありません。
物体の落下について述べたガリレオの著作でも、落下実験の場所については触れていないため、真相は謎のままです。
ドゥオーモ(ピサ大聖堂)
ピサ大聖堂は、1063年のパレルモ沖海戦を記念して建てられたラテン十字の外観を持つバジリカ聖堂です。
ギリシア人建築家ブスケットの設計により着工し、建設には多くの建築家や芸術家が携わりました。
そのため、ロマネスク様式・イスラム様式・ビザンチン様式と多様な建築様式や装飾が用いられています。
外壁は白と黒を交互に配した縞模様で装飾されています。
聖堂内には、ピサの守護聖人「聖ラニエリ」を祀る祭壇があります。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂
ドゥオーモに西側には、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した宝石箱のような美しい白大理石の洗礼堂があります。
1152年に建築家ディオティサルヴィの設計によって着工し、完成までに200年の歳月がかかりました。
音響効果に優れており、1時間に2回、係員の方による音響効果の実演が行われています。
八角形の豪華な洗礼盤とニコラ・ピサーノによる説教壇が見どころです。
カンポサイト(納骨堂)
カンポサイトは、ピサの有力貴族たちが葬られた納骨堂です。
白大理石の美しい回廊があり、中庭の土は十字軍が運んだゴルゴダの丘*の土が使われています。
ゴルゴダの丘*とは、新約聖書においてイエス・キリストが十字架に磔にされたとされているエルサレムの丘のこと
回廊の壁面には、かつてフレスコ画が飾られていましたが、第二次世界大戦の戦火で焼失してしまいました。
修復作業中に壁画の下絵(シノーピエ)が発見され、現在はシノーピエ美術館に展示されています。
シノーピエ美術館
ドゥオーモ広場には2つの美術館があり、その1つがシノーピエ美術館です。
もともと慈善病院だった建物で、現在はカンポサイトで偶然に見つかったフレスコ画の下絵を展示した美術館になっています。
お時間に余裕がある方は、ピサの斜塔と併せて見学をお楽しみください。
ドゥオーモ・オペラ美術館
ドゥオーモ・オペラ美術館は1986年に開館した美術館で、ドゥオーモ広場にある建造物群の模型やドゥオーモの彫刻(オリジナル)、調度品、考古学コレクション、近代絵画などが展示されています。
お時間に余裕がある方は、ぜひこちらにも立ち寄ってみてください。
イタリア旅行に必須の通信手段
イタリア旅行にスマートフォンは必須アイテムです!
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それぞれにメリット・デメリットがあるので、目的に合った通信手段をお選びください。
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まとめ
ピサの斜塔は世界でも珍しい傾斜した建築物です。
写真スポットとしても人気で、斜塔をバックに写真撮影を楽しむ人の姿をたくさん見かけます。
美しい景観を眺めるだけでなく、ぜひピサの斜塔の中に入ってあの傾きを体感してください!